12-27-2005(Tue.)

今までで一番嬉しかったゴール

【メンバー紹介】

 3耐は夏のラー耐チームの縮小版で、ドライバー2名での参加です。
ピットクルーは、ラーが開業した当時にじつは通っていたというお魚せんせと、ラー耐初年度からお手伝いに来てくださる、私の最初のカートの元持ち主、みね2さん。チーム紹介では、「レース歴:足掛け4年のベテラン」とアナウンスされた私ですが、このメンバーの中では一番ヒヨコ。みなさま、10年選手近いです。

 車は今回もラー耐で使っている、79号車@PK50改をお借りします。いつもゲラゲラの楽しいピットではありますが、締めるところは引き締めながら、やってることは昭和のスポ根。ラーへお引っ越しする前から、持ってた車が無限のPK50(50ccカート)だったからとはいえ、毎度のことながら、「50ccで90cc並みのタイムを出すのよぉ♪」と、何の疑いもなくウキウキとチャレンジするチームでもあります。


 タイヤは思うところあって、中古のBS HFで行きます。HFはラーのみなさまやレーシング畑の方々には馴染のないタイヤかと思いますが、ブリヂストンのレンタル専用タイヤです。特徴は、グリップの落ち込みが少なく、滑り出しが穏やかで身体に優しいこと。硬くて減りにくいので、おサイフにも優しいタイヤです。ホイールの組み替えだけは、人に厳しいタイヤですが・・・。特に冬の組み替えは、泣いちゃいます。DUNLOPだったらとっくに4本組み替えられる時間で、BSのHFだとフロント1本がやっと。目から星を飛ばして、真冬でも汗をかきながら組み替えるタイヤです。

 今回は滑りやすい路面に合わせたフレームセットと、速度的にタイヤグリップで抜きに行く車ではないこともあり、グリップ力を取るかクション性を取るかで、あえて前後とも250周以上使ったユーズドHFを選択しました。新品を履かせてもグリップ力はADVAN、DUNLOPに比べて遥かに落ちますが、ウォールはADVANよりは若干柔らかく、DUNLOP 83よりは硬め。何よりHFでずっと走ってきた車なので、バランスが乗り手に一番分かりやすい。3時間耐久では300周以上の周回数が予想されるので、このレースで使い切りになると思われますが、路面温度が上がり始める決勝スタート直後から、フレームにジャストなセットになるとふんでの選択です。



【予選タイムアタック】

 ドラミで発表された予選形式は、ロビンエンジンを積んだコース所有の4ストカートによる、通常コースの逆走1発タイトラです。担当は、1周タイトラ大得意のにんじんさま。

 抽選で栄えある予選1番目のアタックを獲得し、公式練習未出走の1チームに続いて、2番目のアタック。路面もマシンも冷えている中でのアタックではありますが、凍った路面の朝一レース、ナイターレースは経験豊富なので「だ〜いじょぶ、1コーナーから全開で行ってこい」との励まし?に、ホントに全開で・・・。え〜と、逆走アタックの1コーナー旋回速度は、誰よりも速かったと申し上げておきましょう。別の旋回速度も、速かったとゆ〜お話もありますが。ほほほ。ええ、くるりと。

 長時間耐久でのグリッドはさほど順位に影響ないので、ピットも和やかムードです。オイシイとこ持ってきやがって、くらいの軽いノリ。スタート直後に速いマシンに囲まれるほうが緊張するので、かえって良かったとも思います。出走は、ほぼ全部90cc。中には100ccのボアアップや80ccミッションなどのモンスター・マシンまでいるので、1台だけレンタルPKで出走の50ccチームと仲良く一番後ろからまいります。



【決勝レポート】

 スタートは大きな混乱にも巻き込まれず、無難に周回を重ねます。スタートしてから6分くらいで1度SCが出て、あまりにも速い段階だったのと、ペースカーが意外に速い速度で周回しているので、ここでのピットインは見送り。・・・と思ったら、なんでピットインしてるの? 聞くところによると、クランク出口でスピンした車両を除けて泥まで膨らんでしまい、フロントを引きずってしまったので、オレンジボールを喰らう前に自主的に入ってきたとのこと。あぁ、ビックリした。

 2人チームって、スタートドライバーを送り出しても、休んでいるヒマはないんですね。いつSCが出るか分からないので、夏の6耐のときのように呑気に飲み食いしている時間はありません。おやつに人数分持参した「カメロン」の親ガメさんたちは、しばしお預け。

 26分くらいで再びSCが出動し、今度は早めにサインを出して一番にピットイン。間髪を入れずトップを快走中のチームも入ってきて、他のチームも続々と給油所へ。一番上の給油所ピットは大混雑。先頭でコース復帰したときは、コース上には2〜3台しかいなかったように思います。

「何分いける?」
「乗れと言われれば、90分でも」
「じゃ、1時間弱ね」
「あ〜い」

 いつもなら確認するまでもなく「ガスを使い切るまで」なんですが、今回は1時間半経過した時点で全チーム一斉にレクがあるそうで、レクでのピットインの際は給油もドライバー交替も禁止。乗ってたドライバーが計算問題を解き、同じドライバーでコース復帰が義務づけられてます。1時間乗ってヘロヘロの頭でレクは辛かろうとゆ〜ことで、ドライバー交替直後にレクが来るようなスティント回しです。



 言いたかないけど言っちゃうけど、今回は68ccのボアアップシリンダーのデータ取りも兼ねていたんですが、じつは12月に入ってこの車を組んでから、50ccエンジンのときから全くタイムアップしてない私・・・。テスト走行でも持ち主に1秒以上差を付けられておりまして、3耐までにどうやったら詰められるかをずっと考えていたんです。以前から私は壁にぶつかったとき、レースではウソのように1秒近く速いタイムでラップを重ねるという傾向があったので、今回も密かにその怪現象に期待していたんですが・・・。

 公式練習では似たようなタイムだったので、ホッとしたのも束の間。気温が上がりはじめてレースもこなれてきたあたりから、丸々1秒差をつけられて、ちょい凹み。格段に路面条件が良くなっても、全然タイムアップしないぞぉ。とほほ。

 なんでこの車で32秒台が出るんだろー。いつもはフレームセットの好みが正反対なのに、今回ばかりは初めてドライバー2名の意見が一致して、2人とも現状ではこれが最適と感じたセッティングで、この差はいったい・・・。ま、普段出来ないことをレースで急にやろうとしても、危険が増えるだけなので、焦っても仕方ない。自分のベストでがんばりまっす。1秒遅いならせめて燃費を稼がなくてはと、走行中にザックリ計算。事前の燃費テストより7〜8分ぶんくらいは稼げたかな。

 だがしか〜し。私にしてはブレーキを多用したので、後半は段々ブレーキが厳しくなってきて、4コーナーの入りはかな〜りドリドリ気味。タイヤの横方向を使って減速するものだから、ピットはちびっと苦虫です。たはは。交替してから「タイヤがキツイの?ブレーキがキツイの?」と聞かれて「ブレーキですぅ」とお答えしましたが、タイヤのオイシイとこも終わらせちゃったかもしれません。くぅ。「俺もけっこう横向けてるよ」「えっ、そうなの?」な〜んだ。って、喜んでる場合ではないですねぇ。それじゃタイムが出ないですねぇ。タイヤも終わっちゃいますねぇ。



 アルファノの積載時間で57分くらい連続乗車したところで、予定どおりレク前のドライバー交替。タイムのほうは、お魚せんせが「もう車が厳しいんでしょ。2秒台は出ないみたいだから、(2人のタイム差は)1秒もないと思うよ」と言った直後に、33.1秒がスポンと。スタート直後ほどは揃わないれけども、まだ33秒フラット近いタイムが出たりする。う〜む、さすがは持ち主。私の走行中は、周りのピットインのタイミングで5〜7位を行ったり来たり。レク後にコース復帰したときは、同一周回のチームが1台いて、目の前にいる16号車が数字上は同一周回。つまり丸々1周違うんですが、その上と下はけっこう開いての6位だったと思います。交替してから、30分くらい経った頃でしょうか。「残りレース時間は、いよいよあと1時間を切りました」というアナウンスのあった直後、「あれ、5位になった」「お、いつの間に」とモニターに貼り付いていたときです。どうもあたりが騒がしい。

「最終で横転したみたい」
「横転?」
「うちじゃないですよね?」
「・・・うちです」
「は???」

 にわかに信じがたい思いと、なんとも言い様のない戦慄が走り、ともかくドライバーの救出に走ります。一番下のピットから駆け付けた頃には、塚越広大さんが器用にひょいとカートを持ち上げて、ラインを空けてくださってました。コース上にはラー社長に付き添われて、うずくまったままのドライバー。レースは赤旗中断にはなってなかったのかな。そのままコースに入っていいものか一瞬躊躇しましたが、そんなことも言ってられない状況なので、そっこーでドライバーに駆け寄って口頭でダメージを確認し、マシンの撤去。自力で歩いて戻れるとのことで、いったんピットへ戻ります。この間、上のピットを使われていたチームのみなさまには、大変お世話になりました。

 ポツポツ聞いたところによれば、最終コーナーを立ち上がったところで前の車両がクラッシュパッドに弾かれて、ラインを横切り気味になったところへ当たってしまったそう。相手チームの方も、謝りすぎるくらい謝りに来てくださいましたし、こういうアクシデントもまたレース。相手の方には怪我がなかったことが、不幸中の幸いです。

 それよりメットの塗装が割れたくらいで、頭部に何も支障がないことに正直驚きました。クラッシュ直後は緊張で痛みを感じないものですが、当日行った病院でも、その後の経過でも重大な負傷は見つからず。見た目のショッキングさのわりに、大怪我はなかったことが日頃のトレーニングの恩恵なんでしょうか。本人は「せっかく塗ってもらったメットをダメにしちゃった・・・」としょげてましたが、重大なケガがあったらそんなことも気にしてられないですものね。メットなんてまた塗ってあげるから! はよ、心と身体の打撲を快復してくらさい。あ、でも帽体と塗料は持ち込みでお願いしますね<おい



 車のほうはステアリングシャフトがぐにゃりと曲がり、タンクに当たってびくともしません。ドライバーにはとにかく座って休んでもらい、残りの3名で車両点検を行います。もうこの時点で誰もコース復帰する気はなかったんですが、しきりに「大丈夫」と「(レースにご参加の)みんなに迷惑かけちゃった」を連発するドライバー@車両オーナー。あまりに無念そうなので、故障パーツをバラしながら、なにげに「チェッカーだけでも受ける?」と聞いてみると、無言で頷く車両オーナー。これには即座に「リタイヤ」と決めたメンバーも、にわかに活気づきました。こうなったときに心強いのが、同じコースで何年もマイカートをいじってきた仲間。不測の事態で真価を発揮し?やたら張り切るのが、古ダヌキ達の醍醐味です。

「ステアリングシャフトある?」
「あります♪」

 非常事態に備えて、自分の車をパーツ取り用に出しておかなかったことを悔やみましたが、今回の車を組むときに各部を移植した、骨だけの車がガレージにもう1台あるんです。2人に曲がったシャフトを抜いてもらっている間、私はコンテナに保管してあるフレームから、必要なパーツを解体しに走ります。



 修理に何分かかるか予想できませんでしたが、残り時間はとーぜん私が全部乗車します。組み上げを待つ間にブレーキとリアシャフトのチェックをして、いつでも乗れるように装備も完了。こんなこともあろうかと、古いフレームからパーツを移植するときに、リアシャフトもベアリングホルダーごと外してあったんですが、こちらはどうやら無事のよう。こういう場面では一番非力なヤツが手を出すより、体力温存しとけと言われるのは分かっていたので、柔軟体操なんかもしちゃうものね。メンバーが心配していたのは、体力面よりも心理的な動揺。

「乗れる?」
「乗ります」

 なぜか修羅場の根性だけは絶大な信頼を得ているので、短い応答でそのままGOサイン。ただ、燃料だけが若干心もとない。車はほぼ組み上がり、順調にいけばラスト1分を切ったあたりでガス欠になる予想。内心、押してでもゴールする気でいましたが、ここまで停まったら3分増えても大差ない。

「給油しましょう」

 最低限の応急処置でバランスが悪いのは分かっているから、何が何でもゴールしろとは誰も言いません。でもこの場面で給油するということは、チェッカーの瞬間までレースを諦めないということです。これぞ耐久。そうこなくっちゃ。絶対ゴールまで運びます♪

 スタンドに乗せたまま車を給油所まで押していき、3分間の義務停車時間に各部の動きを点検しながら、全員で最後の確認。ここでもう1度みね2さんから、ダメージが出ているであろう箇所と症状のレクチャー。

「危なかったら、すぐにリタイアしましょう」
「2〜3周様子を見て、ダメだったら戻ります」

 足つきとブレーキタッチをチェックしながらそう答えつつ、いよいよピットアウトする際の、車両オーナーの「お願いします!」の一声で、気持ちが引き締まります。



 給油所を出た最初のひと転がりで、見た目よりガタが出ているのはすぐ分かりました。そのまま一番下の我がピットへ戻っても、誰も文句は言わなかったと思いますが、もはやレース時間内に直せる不具合ではないので、そのまま慎重にコースイン。オートチョークが切れるまでの2〜3周はクルージングで様子を見る予定が、1周目からいきなりホームストレートを全開で下ってきたから、ピットは大丈夫そうと思ったかな。

 3コーナーの先はかなり慎重にブレーキングしたのに、車体が左右に小刻みに振られ、続く切り返しでは右フロントの接地感が全くないことを思い知らされました。給油所では右下がりに停めているので、気付かなかった盲点です。クランク出口と上りストレートエンドの2つの右鋭角コーナーが、どうにも曲がらない。ハエが止まりそうなくらいスローダウンして、目一杯ステアリングを押さえつけて、やっとモワ〜っとコース幅いっぱいに曲がってくれる。

 タイムは歯を食いしばって渾身のアタックで、35秒台に乗せるのがやっと。これ以上やったら、間違いなく4コーナーで横転しちゃいます。リスクを極力減らして周回すると、37秒まで落ち込んでしまいます。あまりに酷いタイム落ちで、ピットが大丈夫そうと思うわけがない。もしも「戻れ」の指示が出ても、なんとか走れるうちは見落としたフリをする気でいましたが(おいっ)、みなさまそれも重々承知。長いお付き合いのメンバーは、私が戻らないであろうことは分かっているので、ピットは一切指示を出しません。



 後で聞いたら、やはり車体が大きく歪んでいるのは出てすぐ分かったそうで、ピット正面から見える1コーナーで毎周回20cm近くインリフトするので、「あれでよく走ってるよなぁ」「さすがは放し飼い」とゲラゲラ笑っていたらしい。そんな挙動を間近に見ながら、よくぞ信頼してくださいました。ああ、それなのに、それなのに。

 あまりにも右のフロントが入らないので、ナックルの付け根かフレームが歪んでいるのは予想できましたが、クセさえ把握すればもう少しマシなコーナリングに修正できるのでは?と、後ろがかなり開いたときにもがくこと2〜3周。登りのストレートエンドで、かなり早めにインに寄り始めてラインを整えようとしたときです。フロントが入りかけたときに後ろからドカンと来て、堪え切れずに、そのままゆっくり180度くるり・・・。やっちゃいましたぁ。

 レース後に接触した方が丁重にお詫びに来てくださいましたが、こちらこそ、本当にごめんなさいです。いくら右に曲がれない車とはいえ、一番加速が欲しいところで全く踏めずに大きくスローダウンするので、 後ろの方も予測できなかったと思います。ラインさえ塞がなければ接触は避けられたのに、これは完全に私のミスです。すみませんすみません。

 車を無事にゴールさせるためだけにコース復帰を決めたのに、何をやってるんだか。乗り手がつまらないところで欲を出して、車を壊しては本末転倒。37秒でもいいんです、チーム一丸となって直した車なんだから。以後、右コーナーで追い付かれそうなときは、全てクリップを外して抜いてもらおう。



 それでも出てすぐはまだライン修正ができたのに、段々右の振動が大きくなって、いよいよこれはナックルが折れるのではないかという不安が、周回ごとに高まります。もはや登りの直線も真っすぐ走らなくなってきて、右→右→右と続く内周は満身の力を込めて左手で押していないと、ホームストレートまで飛び出しそうな酷いアンダー。

たった20分の乗車なのに、交替前に1時間連続乗車したときよりも、長く感じた20分。

 1コーナーでリアが大きく浮くたびに、登りストレートへのターンで直進しそうになるたびに、いつチームから「戻れ」の指示が出るか冷や冷やしましたが、思いはピットも同じだったようです。1つコーナーを曲がるたびに「チェッカーはまだか?」と歯を食いしばり、お隣ピットが出した「残り3分」のボードに、どれだけ救われたことか。残り2分、残り1分・・・。アルファノの積載時間と、人様のボードを見ながら(笑)心の中でカウントして、コース長の出した「ラスト1周」のサインに「頼むからあと1周堪えて〜!」と、ご機嫌ナナメな車に祈っちゃいました。

 チェッカード・フラッグをくぐれたときは、フェンスから乗り出して拍手で迎えてくれたメンバーに向けて、なんとかゴールまで持ってくれたよ〜♪と2〜3度軽くガッツポーズ。まるで勝ったチームみたいなフィニッシュ(笑)



 それぞれに耐久は何度も経験しているメンバーですし、この車でのラー耐初参加の一昨年があまりにも上手くいきすぎて、最近は完走の喜びみたいなものが少し薄れていたのかもしれません。車両作りの段階から、細かいトラブルも数え上げたらキリがないですけれども、久々にやるだけやったという達成感のあるレースでした。撤収中あまりにも清々しい顔をしていたので、懇親会から参加のデスさんが「なに、レースけっこういい結果だったの?」と勘違いしたほど。カンタンに事情を説明すると、「あ〜、そういうの一番ジーンと来るんだよね」。はい、チェッカーを受けたときは、思わずうるっとしそうになりました。内心、「あー、もう踏まなくていいんだぁ」と思ったのは内緒です。ほほほ。

 表彰式会場へは若干遅れての到着で、正式結果は聞きのがしてしまいましたが、ピットの突貫工事で30分くらいはロスったので、聞くまでもなく100Lapsダウンくらいの断トツ最下位だったのではないでしょうか。でも個人的には、今まで受けてきたどのチェッカーよりも(数少ないトップチェッカー、お立ち台フィニッシュを入れても)、一番嬉しいゴールでした。



【危険回避】

 これだけで終わっては、ご心配頂いたみなさまに申し訳ないので、チーム内ミーティングのご報告も少々。たとえ避けられなかった接触でも1%でも自分に非があるならば、そこを改善していくのがベテランのベタランたる所以かと思います。

 「危ないときはまずブレーキ」。当たり前すぎる確認ですが、除けきれないと思ったとき、まずパニックブレーキをしたか?ということは聞きました。とっさのときに、ブレーキより先にステアリング操作で除けようとすると、大事故に繋がります。カートはタイヤが真っ直ぐの状態では、トレッド面はバンパーやフェアリングに覆われていますが、ステアしているときに運悪くタイヤ同士が接触すると、カンタンに宙に浮いてしまいます。

 「ぶつかるときはフルブレーキで真っ直ぐに」とも言われますが、いざとなると中々出来ないんですよね。「いか〜ん!」と思ってからの動作はよく憶えていないとのことで、それも無理はないと思います。

 ではどうしたら?というお話。普段から公道を走っているときも「危ないときは、まずステアよりブレーキ」を徹底させて、確実に習慣にしようという結論になりました。緊急時は身体で憶えたことが無意識に出るものなので、今後の教訓に活かせればと思います。


▲MENU ▼BACK




倶楽部冗談

とうがらし@倶楽部冗談







SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送