10-7-99(Thu.)

メルセデスだから

 ひょんなことから免許の話題になって、私はゴールド免許なのでサーキット仲間のみなさまに驚かれたことがある。ゴールド免許がとゆ〜より車の免許を取得して以来、違反でも検問でも1回も停められたことがないんですよ。そりも前の車を手放してからもペーパーだったわけでなく、私の周りはなぜか運転を嫌う人が多いので、人様の車に乗せて頂くときは必ずと言っていいほど運転手に任命され、東京・横浜間くらいの距離だったら週の半分くらいは運転している。それで、ずっと運転しててよく1度も捕まらないねぇと驚かれたのですが、人様の車だったから捕まらなかったこともあるんでしょうね。とゆ〜のも、じつわへこで1度だけ覆面に捕まったことがある。それもつい先週。へこと私は友達のお見舞いに行こうと、首都高を北上しておりましたが、あいにく「秋の交通安全週間」たけなわでした。そ〜だよなぁ、それで毎年秋のFポン@美祢は白バイ隊がデモ走行をするんだよ、な〜んて停められてから思い出したものです。

 どうやらキャンペーンも終了間近のかきいれ時みたいで、へこが停められた場所には他にも数台、先に停められた車が待っておりました。ありゃ、覆面も数台で連携プレーをしているとみえる。こりわ本気臭いぞ・・・と、なかば諦めムード。というか気が急いていたから、免停も罰金もどうでもいいやという感じ。早く解放してくれろと思いながら前の車を見ていると、なぜか5台ともメルセデスでございました。ふむ、この中ではへこが一番お上品でカワイイじょ。なんたってドノーマルだものね、トップスピードも大したことないし。ズラッと並んだメルセデス比較をして、妙なところで悦に入る放し飼い。みなさんいかにも飛ばしそうなエアロパーツやら、アルミやらスモークガラスやら、交機の印象が悪いであろう事おびただしい。・・・などと考えていたら、ふとコツコツ窓を叩く人影が。

 つい〜っと窓を開けると、交通機動隊のおにーさんに「こんにちわぁ。どうして止められたか、分かりますかぁ?」と幼稚園児を諭すような口調で質問されました。なんせ初めて停められたもので、こ〜ゆ〜ときってどうお返事するんだろ?と思っているのに、口が勝手に「メルセデスだから」と答えておりました。びえ〜ん、わざとじゃないんですぅ。だってだって、どう見ても170〜180km/hは出ているジャガーとか、ロータスくんは捕まらないから、「くしょー、今日はメルセデス狩りか?」なんて待たされてる間に考えてたわけですよ。あぁ私のボケぐせは、お医者だけでわないのだなぁと思った瞬間でもありました。ど〜もごめんなたい。交機のおにーさんは勤務中に笑ってはいけないという規則でもあるのか、盛んに横を向いて笑いをかみ殺していましたが、あまりのボケッぷりに説教をする気も失せたらしい。顔中に思いっきり「もういいよ、この女」という呆れて力の抜けた表情をあらわにしながら、「どちらまで行かれます?」と聞かれて、友達の入院している病院を告げてみました。これがまた聞くとビビる名前なんだな。「あ〜、あの丘の上にある病院ね?(着いたら丘なんてなかったので、こりわどうも誘導訊問らしい)」「いや、分からないです。今日初めて行くので(だってホントに知らないんだも〜ん)」



 「いやぁ、停めてみたら飛ばしそうもない女の人だって言われてビックリしちゃった(作ってないです、ホントに言われたんだからなっ)」とは、カンタンな確認をされたパトカーのおまわりさん。一方まるで自分の立場が分かってない放し飼い。きゃー、パトカーの中身ってこんなんなってるのねん。あまりにもそわそわキョロキョロしてるので、会話がまるで噛み合わず「あ、はい?」と聞き返すことも何度か。いや、申し訳ないですぅ。長々と説明しかけた手続きのお話も途中で端折り、「急いでますよね?(重態か危篤なのかという意味だと思う)」「はい、とっても(面会時間が終わっちゃうんだよぅ)」という短い会話の後に、「誘導はしてあげられないんだけど・・・」と、この先でネズミ捕りをしているポイントと、通過する際のセーフな速度についてレクチャーまでしてもらう。いじょ。へこだけサッサと解放されたのでした。

 きったね〜ぇ、女だと見逃しかぁ?とか、ボケればセーフか?と思ったみなさま。世の中そう甘くはないのよねぇ。「親が危篤」とか「家族が重態」という言い訳はよく使われるそうですが、かっ飛んでいた理由は本当だったし、覆面チェックを怠るほど上の空だったことも事実だけど、見逃しの限度を遥かに越えた分だけ、しっかり罰金は取られましたよん。累積点および前歴には一切関係なしという妙な罰金だったから、多少は温情がついたのかな。ちなみに金額は「言いたくないほど」とだけ言っておこう。これも今年の鈴鹿が絶望的になった原因の1つだと言えば、どれだけふんだくられたか想像がつくでしょう。



【道路設備の充実にどれだけ貢献したか自慢】・・・後日の追記
 先月の「首都高の悲劇」で、どのくらい献金を要求されたかというお問い合わせを何件か頂きました。えーと、もちろん軽く2ケタには乗ってます。「F1開催時の鈴鹿のS1へ、横浜から交通費込みでペアでご招待。あ〜んどそれらに加えて、シーズン中にサーキットホテル本館のツインにお泊まりできる金額を足した程度」と言えばお分かりになりますでしょか。標識1本は立ちますよ、きっと。「わたくしの標識」が出来上がったら署名でも入れてくるか。わはは。 ←反省してんのか?


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