7-26-2001(Thu.)
煙とキャップの週末
この土日は、やたらに煙とキャップに縁のある週末だったにゃぁ。土曜日のカストロールもキャップと煙だったし、翌日の帰り道も煙とキャップだったのでした。そろそろうちのへこも、「いとしのハニーちゃん」の領域に入ってきたのかにゃ。ま、こんなことだったのですよ。
常磐道をひた走るうちに、何やら後続車から合図をされる。ほぼ同時に、ボンネットから白煙もうもう。たまたま気付いたのが、SAまであと2kmという看板を通過した直後だったので、ハザードを点灯させながらのろのろとピットイン。はて、水蒸気でわないし、このオイル臭さはいったい・・・。と、へこの下には大きなオイル溜まりが、見る見るうちに広がってゆくのでした。ヤな予感がしつつボンネットフードを開けると、エンジンルーム内はオイルまみれ。げっ。
どうやらフィラーキャップが吹っ飛んだらしいのだが、ビックリしてS.A.までついてきてくれた4〜5台の後続車も、キャップと分かった途端にみなさまお手上げ。ロードサービス系のとこに数軒電話してみるも、フィラーキャップなんぞを常備しているハズもなく。そもそもフィラーキャップが通じるまでにすんげ時間が掛かったのだが、仕方ないからレッカーを頼もうとしたら、2〜3時間待ちの上に5kmまでしか引っ張ってくれないらしい。次のインターは4km先とのことだが、柏で下ろされてもなぁ。ますます救援が遠のきそうだし、タクシーすら拾えなかったらどーしよ。なにぶん、日曜の大深夜なんである。
ボンネットフードを開けると、3L強のオイルが飛び散ったエンジンルームは、まぁ悲惨そのもの。ウエスを5〜6枚潰して、やっと白いところは白く見えるようにはなったものの、どーやって帰ればいいのだ、こり。ダメ元でS.A.のG.S.に駆け込みつつ、すぐ近くを走っているであろう方々にも、どっかでキャップを調達できないものかと、お電話させて頂きました。すみません。
以下、G.S.の店員さんとの会話。 「あのですね、フィラーキャップが吹っ飛んだみたいで、 エンジンルーム内がオイルまみれなんですが、換えのキャップってあります?」 「ミラーのキャップ?」 「いえ、フィラーキャップですぅ」 「ミラー・キャブ?」 「オイルのほうのフィラーキャップですぅ」 「オイルのフィルター?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 どーして誰にも通じないんだぁ。 「えっと、エンジンオイルを入れるとこのキャップですぅ」 「キャップ・・・て、フタですか?」 「ええ、ええ、そうですぅ」 「○○さ〜んっ、エンジンオイルのとこのフタって置いてないですよねぇ?」 「なんのフタだって〜ぇ?」 「えんじんおいるのとこのぉ、フタだそうですうぅ」 「フタはねぇ、うち扱ってないんですよねぇ」 と言いながら歩いてきた、バイトくんでわなさそなG.S.のおぢさん。ほっ。 「フタって、こ〜んなヤツでしょ。 ←手で四角を描いている で、なにすんの?」 そ、そりわ、タペットカバーだろー。しくしく。 あれって、別名なんてゆーんだっけか・・・。なんかあったハズだが・・・。 すでにありわ「フィラーキャップ」とゆー名前だったかどーかも、 自信がなくなる放し飼い。 とそこへ、すぐ近くを走っていると思ったら、 じつわ遥か彼方へ行ってしまった人から、折り返しお電話。 「どうしました?」 「すんません、常磐道で白煙吹きましたぁ」 「え、燃えちゃったの?」 「いえ、キャップが吹っ飛んだだけみたいなんですけどぉ、 バルブキャップぢゃなくて、え〜と、え〜と」 「ラジエターキャップ?」 「ちゃいます。オイルのほうですぅ」 「あぁ、フィラーキャップ?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 通じるやん。 その後キャップは、奇跡的に配線に引っ掛かっているところを 別の方に発見して頂いたのだが、見つけてくれた方にも聞いてみた。 「あ、あのぉ。こり、フィラーキャップで通じます?」 「フツー通じますよ」 「オイルフィラーキャップって言わなかったから、いけないのかなぁ」 ↑もはや「オイル」と言ったかどうかも自信なし 「そんなわきゃないです。スタンドで通じないほうがおかしいです」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 くぅ。車関係のお仕事をしてない人のほうが、一発で通じるのはなんででしょ。結局オイルを吹き上げた原因は、エンジンオイルの入れ過ぎが最も疑わしいということになりました。キャップの締め方も甘かったんだろうけど、キッチリ締まっていたら、ポンプの付け根かバルブが吹っ飛んだかもしれないとのことで、考えただけでもソラ恐ろしい・・・。でもって入れ過ぎの理由は、わたくしが「すぐに減る」と言い放ったので、若干「サービス」してくれたらしい。え〜ん。
頼むっ、気持ちは有り難いけど、
エンジンオイルとミッションオイルの
「量のサービス」は
ぜってーしないでくり〜っ。
ごみんね、へこ。「フラッシングただ券」に目がくらんだ私がバカだったようぅ。まぁ、良かれと思ってやってくれたことなので、強く怒るわけにもいかず、スチーム洗車してくれるというのを鄭重にお断わりして(へこはスチーム洗車厳禁なのよね)、パーツクリーナを大量に貰って帰ってきましたとさ。あぁ、こーやって段々、外車をいじってくれるお店が減っていくのねぇ。
念のため、へこを買ったお店に聞いてみたら、キャップって意外と安いものだったので、速攻で出向いてその場で交換したことは言うまでもなく。ともあれS.A.の直前で気付いたこと、駆け付けてくださった方がいて、しかもキャップを見付けてくださったこと、スペアのオイルを大量に積んでたこともラッキーとしか言い様がなく。
みなさま、ホントにどーもありがとうございます。ぺこり。
おかげさまで、へこも私も無事でした。はぁ、ビックリした。
ちなみに土曜日の「土煙」と「キャップ」は、まぁレースに付き物のアクシデントってことで。
余談ですが、「停るまで一体何キロで走ってたの?」というお問い合わせも頂きましたけど、わたくし「茨城県内の法定速度」では走っておりました。下道をかっ飛ぶ「とあるトランポ」もすごい速度でしたが、それを追い掛けようとした地元の雄の速度を聞いたら、茨城の懐の深さに感動しました。わはは。で、なぜに「とあるトランポ」がすごい速度だと分かったかというと、途中でついていけなくなったからだよ。←煽るなってば
いえ、信号待ちで横に並ぶまで、気付かなかったんですけどね。ほほほ。
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