9-6-2002(Fri.)

ジャガイモとウーロン茶

 車のフロントガラスの油膜を取るには、ウーロン茶がいいらしい。・・・と聞いたのは、去年の今頃だったような気がするけど、わたくし油膜取りは強烈なクリーナーを使っているので、知らなかったのよね。高速走行が多いから(高速道路ばっか走ってるってことね)、生易しい油膜取りではガマンできなくて、クレンザーみたいなのを使っているのです。ウーロン茶の油膜取りは、その場にいた人々はみんな知っていたけど、こ〜ゆ〜情報ってみなさまどこから仕入れるのかな。

 そろそろ秋雨の時期に入るから、車のお手入れ話も雨にまつわるものが多いですね。ここ数日で仕入れた話では、「ワイパー以前」というのが面白かったなぁ。初期の頃の自動車ってワイパーはないのですが、これがアメリカで誕生したのが1916年のことでした。最初はモーター式のワイパーではなく、手動式だったんですよね。ヒストリック仲間でも1台だけ手動ワイパーの車がいて、あれは手が疲れるとゆーよりは、単純に「危ない」と思ったものです。なんせルーフの真ん中からニョキッと出た、足長のボタンのようなものを手でクルクルしなくちゃいけない。ルーフではなくて、フロントガラスの上端だったかな。なんせスパイダーだったし。

 これで雨の日でもつくばのミーティングに行ってしまうんだから、常磐道では危ないことこの上ない。とーぜん彼は航空機用の撥水剤も使っていましたが、モーター式のワイパーが誕生してから随分経ってからの車なのに、手動であったことが不思議と言えば不思議です。その車が設計された頃は、ヨーロッパものどかな時代だったんでしょうね。

 さて本題の、ワイパーが誕生する前の車のフロントガラスは、どうやってお手入れしていたかご存じですか? なんと薄切りにしたジャガイモを使っていたのだそう。「ジャガイモ」というところが、いかにもアメリカ大陸らしいお話ですが、なんでジャガイモだったんだろう。あの澱粉のザラザラ感が、クレンザーみたいな役割をしていたのかな。でも乾いたら、白い粉々の跡が残りますよね。鉄粉取り粘土も苦手な私は、ジャガイモなんかでお手入れしたら、何度もあらぬところに取り落とし、くっついて欲しくないところにペタッと貼り付きを繰り返し数分で根を上げそうですが、一度試してみたい気もします。

 雨の日のワイパーって「よく働くよなぁ」と、なんだかいとおしくなるような存在でもあるのですが、車種によって動きや本数が違うのも、面白い。乗用車の大半は2本ワイパーで、反時計まわりに扇状の往復運動をしますよね。それが路線バスだと、センターから左右対象に拭き取るタイプの2本ワイパーが多い。あれは2モーターなのかなぁ。

 トラックとかって、どうなってましたっけ? レーシング・カーのワイパーって、なんで1本が主流なの? それも「下から1本」のもあれば、「上から1本」のもあったりする。へこも1本ワイパーですが、あれは伸縮式アームで2本ワイパー並みの面積をカバーしてるけど、レーシング・カーのワイパーはもっと動きが速くて、単純な半旋回運動なんですよね。同じへこでも1号さんは右利きなので、回転方向も普段ワイパーブレードが収まっている位置も、うちのへこ@2号とはシンメトリー。右下から半時計まわりに動きます。乗用車のワイパーは、「運転席側から拭う」という決まりでもあるのかな。ワイパーにもこれだけバリエーションがあるのは、何か意味があるんでしょうね。

 ジクジクと底冷えして気が滅入りそうな秋の長雨も、こんなことを考えていると、楽しく過ごせそうです。それぞれの理由をご存じの方も、ぜひおせ〜てくらさいね。



 と書いた翌日に、横浜・川崎方面はすごい雨。タマちゃんは、またどこかへ流されてしまうのだろ〜か。雨上がりの捜索隊が大騒ぎしそうだな。今度はお魚がいっぱいいる所へ行かれるといいね。

 動物園のアザラシが、連日見物人で大盛況って話はあんまり聞いたことがないけど、川にいると大人気とゆーのも面白いものですね。わざわざ河原に牛柄の牛を見に行くようなもんかなぁ。でもあれって、動物園にはいないものね。なんだかフラッと動物園へ行きたくなってしまったじょ。


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倶楽部冗談

とうがらし@倶楽部冗談






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