10-26-99(Tue.)

一押しパスタ

 上が私の一押しパスタ。お名前は「Lensi」といいます。食感は好みだから、お米に「コシヒカリ派」や「ササニシキ派」がいるように、パスタの好みも人それぞれですですが、このパスタはプリプリの歯応えがお好きな方にはいいと思います。たとえばブイトーニやスピガドーロがお好きで、バリッラやディチェコはちょっと粉っぽいなぁと感じている人には、超オススメ。なにがオススメかというと、1.9mmと太めの麺のわりにはモタつき感がなく、少々茹で時間をオーバーしても、それほど「失敗したぁ」という仕上がりにならないコシの強さが良いのです。500gで¥200ちょいだから、値段も安いしね。

 難点は、売ってる店が少ないんですよ。最初に見つけたのは渋谷の東急東横店ですが、その後も横浜←→六本木を通勤する間に色々探し歩いたのに、やはりココでしか売ってなかったです。このパスタ、フツーの白いのもあるハズなんだけど、なぜかこの店ではポモドーロ、スピナッチ入りというトリコローリ・タイプしか手に入りません。じつわ東急東横店の地下って、けっこう穴場です。ワインケラーもティフォシが狂気乱舞するものや、日本では手に入りにくい良質のドイツワインもかなり充実しています。駅に隣接していてワサワサした感じと、ご年配の女性向け洋品売り場と混在してるのでしばらく敬遠していましたが、食品売り場は意外と空いてて掘り出し物が見つかったりします。




【失敗しない茹で方】
 パスタの失敗原因は、ほとんどが「茹で」の行程だと思います。コツといっても、ロングパスタなら下端がくっ付かないようにバラバラとお湯に入れて、最初の1〜2分はまんべんなく混ぜることくらいです。くっつきはそれほど神経質にならなくても大丈夫ですが、茹で加減の失敗はどうにもなりません。ご近所ではお気に入りのブランドが手に入りにくいとか、国産のパスタは美味しくないと思っていた方には、ぜひやってみて頂きたい方法です。


 まずたっぷりのお湯に、塩加減は普通でいいです。ま、いつものように適当に。ポイントは「パッケージに書いてある茹で時間の6〜7割の時間で火を止める」こと。「茹で時間10分」なら、6〜7分でお湯を切らずに火を止めて、ソースを仕込んでいる2〜3分の間に、お湯の中で蒸らします。

 この茹で方は、プロがやっているのを見たことないから多分亜流ですが、手際が悪くてモタモタしても「アルデンテを通り越した伸びた状態」になりにくいんです。コシの強いパスタならよりプリプリの歯応えに、コシの弱いパスタなら茹で過ぎ防止になります。ソースを手早く作る自信がない人は、パッケージ表示の半分くらいの時間で火を止めて、ちょうどいいくらい。1.4mm前後の細めのパスタだったら3分位で十分。ザルに上げた途端に表面がどんどんベタベタしてくるので、くれぐれもお湯の中で蒸らしてね。

 そして火を止めても、麺は余熱でどんどん茹だっちゃいます。コシの弱い粉っぽいパスタほど伸びやすいので、火を止めたらお鍋ごとコンロからおろすことも忘れずに。パスタは茹で時間をシビアに計るよりも、菜箸やトングにちょっとからまるくらい、若干しんなりしてきたら火を止めると憶えれば、いつもと違う麺を茹でるときも応用できます。パスタを入れると一瞬沸騰が弱まりますが、火を止める寸前までグラグラに沸騰した状態で茹でると、よりいっそう美味しくなります。茹でたお湯はソースとあわせるときにも使うので、全部捨てないでね。



 ポロドーロ・ソース(トマト味)にするときは、仕上げ直前にパスタのお湯を切ってソース鍋でサックリあわせます。ビアンコ系(塩味)のパスタにするときは茹で時間をさらに1〜2分減らして、ソースとあわせるときに茹で汁を足しながら味を整えると、繰り返し作っても同じ味が再現できますよ。文字で書くと難しそうだけど、カンタンだからぜひチャレンジしてみてね。ちゃんと茹でれば、オーマイだろうがママーだろうが、ビックリするほど食感が良くなります。


▲MENU ▼BACK



倶楽部冗談

とうがらし@倶楽部冗談






SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送