6-24-99(Thu.)

中華粥

 世界のチャイナタウンの中でも、横浜の中華街はかなりレベルが高いと言われています。でもいかんせん、お粥はかなり水っぽいのです。日本人は糊のようなお粥を嫌うからか、サラッとした濁りの少ないお粥が主流なのが、かねてから残念に思っておりました。東南アジアを中心に世界各国のチャイナタウンで食べたお粥は、もっとレンゲが突き刺せるほどポタポタのお粥なんです。それも午前中の早い時間でないと、売り切れてしまうこともしばしば。

 あのポタポタのお粥が食べたいなぁ・・・ということで、さっそくやってみました。たまたま仕事場の近くのコンビニでフツーにインディカ米を売っていたので、今回はインディカ米で作ってみました。お粥は具も作り方も特に決まりはないので、短粒米で作ってもいいし、つみれでダシをとっても美味しいです。以下は自分でやってみて、1番失敗の少なかった方法を書いてみました。他にも上手に出来るコツを知っていたら、ぜひ教えてくださいね。

【材料】(4人分、調理時間:2時間)
インディカ米・・・・・・2カップ
水・・・・・・・・・・米の10倍
豚骨・・・・・・・・・・・・1本
鶏ガラ・・・・・・・・・・1羽分
ワンタンの皮・・・・・・・・5枚
塩・・・・・・・・・・・・・適宜
長ネギ・・・・・・・・・・・適宜

1.米は洗わずに、ひたひたの水で30分ほどふやかします
2.豚骨と鶏ガラは大鍋に7分くらい水を入れ、沸騰したら弱火で30分ほどコトコト煮ます
3.だしが取れたら豚骨と鶏ガラを取り出して、アクをすくってから1の米を水ごと鍋に移します
4.沸騰するまで強火で加熱し、米が踊り始めたら底にくっつかないよう、時々かき混ぜます
5.10分ほど煮たら、いったん火を止めて30分くらい蒸らします
6.米が十分に水分を吸収して、サラサラの7分粥になったら、再び加熱します
7.水が減ってきたら時々差し水をしながら、1時間ほど弱火でぐつぐつ煮ます
8.ワンタンの皮は5〜10mmくらいの幅に切り、キツネ色になるまでカラッと揚げます
9.7が沸騰した状態で、ソフトクリーム程度の固さになったら、出来上がり
9.器に盛り入れ、みじん切りにした長ネギ、揚げたワンタンの皮、
  好みで辣油・醤油・塩などを加えていただきます

【作り方のポイント】
・豚骨と鶏ガラは旨味が出やすいよう、あらかじめ包丁で骨の両端に縦の切れ込みを入れておく。手に入らなかったら、市販の中華だしや鶏ガラスープの素でも代用できます。
市販の顆粒だしを使う場合は、焦げやすくなるので一番最後に加えるようにします。顆粒だしは塩分を含んでいるので、やや少なめに入れるのがコツ。

・インディカ米は砕けやすいため、木ベラやお玉は縦に差し入れて使います。かき混ぜ過ぎると糊状になってしまうので、ゆっくり弧を描くように動かします。

・お粥は、再び火を入れてからがキモ。煮詰まってくると鍋底にお焦げが出来ますが、木ベラやお玉に引っ掛かっても、無理にこそげ落とさないように。食べ残しのお粥にお焦げの味が移るのを防ぐには、いったんお粥を全部別の器に移し、鍋を洗っておくとよい。

・ワンタンの皮は、短冊切りにした春巻の皮、餃子の皮でも代用できます。


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倶楽部冗談

とうがらし@倶楽部冗談






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