2-4-2006(Sat.)

フランダースの犬

 すごく有名なのにストーリーを覚えてなかったので、年末に放映したの録画しました。キムタクがCMで見てるアニメ版かと思ったら、実写版ってあったんですね。

 アニメの犬と違う〜。パトラッシュってセントバーナードだと思ってましたぁ。ブーヴィエ・デ・フランダースという種類だそうで、モコモコした毛並みの黒い中型犬。これはこれでカワイイですが、前の飼い主の喉元に噛み付いちゃうのは無理がある。パトラッシュが牙を剥いた元のご主人は、「犬かえせ〜」とナタを振り回してネロを追い回したあげく、パトラッシュに噛み付かれて脳天にナタが・・・。それを見届ける広場の人々が、「良かったね♪」みたいな雰囲気なのが、すんごく違和感アリです。

 納屋の火事の原因は、好色な鍛冶屋のオヤジが小間使いとの情事の後に、居眠りしてしまってパイプの火から失火・・・。青少年映画協会推薦作品とのことで、賞もいくつか獲ったようなんですけど、子供にどう説明するんだろ??? きわめつけは、アメリカ国内の封切りは、ネロが死なないバージョンだったこと。原作を冒涜して〜!とまでは言いませんが、エンディングを変えて何の意味があるんだろう。主人公が死ななければ残酷でないという考え方は、ある意味、日本の時代劇にも通ずる分かりやすい勧善懲悪なんでしょか。

 キャストもいささか不思議な面々で、ジョン・ボイトがネロに好意的な画伯???  存在感は申し分ないですが、ネロを邪険に扱う人々をハーベイ・カイテルあたりとマシンガンで一掃しちゃいそうで、沈黙の演技がなんとも言えない迫力を醸し出しています。

 村の一番のお金持ち、コゼツさんちの奥さんは、すごく見覚えがあるけど誰だっけ?と思ったら、なんとシェリル・ラッド!  ファラ・フォーセットの後釜でチャーリーズ・エンジェルしてた頃のイメージが強すぎて、良家の貞淑な奥さんというより水で割ったらアメリカンしそうで(古いなぁ)、いつイケイケになってくれるのかと妙な期待が盛り上がり、あまり演技は覚えてません<おい

 結局、印象的だったのはラストの教会のシーンで、アニメ版もここだけは覚えていたので、違和感なかったのかなぁ。お好きな方には申し訳ないけど、豪華キャストのわりに、ネロ役の子がカワイイ以外は違和感ありありの映画でした。


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とうがらし@倶楽部冗談






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