9-6-2001(Thu.)

激走5000キロ

 やっと見たものね。お話の大筋は忘れてたくせに、細かいところはけっこう憶えていたんだなぁ。ガレージを飛び出すシーンや、バックミラーをもぎ取っちゃうシーンは、確かに見覚えがありました。あと渋滞回避ワザもかな。ルートはみなさん、マウンテンルートだったのね。よってアリゾナの砂漠は通過しないけど、単純におもぴろいっ。

 いいにゃぁ、やっぱいいですね。みんなそれぞれに思惑があって勝つ気で出てはいるんだけど、ゴールした後のあの執着のなさとゆーか、きっと達成感の方が大きくて着順なんてどうでもよくなってるところが、とっても共感を憶えます。レースに出る目的が誰かをやっつけるだとか、自分だけ優越感に浸って有頂天になりたいとかではなくて、「ただ車を走らせるのが好きだから」という共通意識で繋がった信頼関係が、すんごくいい。そいういう仲間とは終った後のレース談義が、また楽しいんですよね。公道で色々やらかすのは現実にはちと眉をひそめるお話だけど、ありで内部に熾烈なライバル意識を登場させたらギスギスしちゃうから、ちょっとおマヌケな警官相手くらいで良いのでしょうね。

 こ〜ゆ〜レースがあったらいいよなぁ。私がレースに臨むスタンスって、まさにこんな感じ。車を操ることが大好きで、おバカな遊びにとことん付き合ってくれる仲間がいれば、スカッと遊んで「楽しかったね」で終わり。名誉もランキングもなんにもなくて、ご褒美もガムボールくらいで良いのです。ガムボール・トロフィーに名誉を感じてしまうようになったら、またちょっと違うんだけど、「あってないようなもの」という勝者の位置づけがいいんですよね。そう考えると、K-TAIはひじょーに良い試みだったと思う。終ってすぐは、クラスごとの表彰もあって良かったのでは?なんて思ったけど、これを見ちゃうとあんまり本格的にやれランキングだの賞典だのとやらないほうが、アマチュアのレースとしては楽しめるかもしれない・・・な〜んて意見も変わってしまいそう。来年もやるのかどうかは分からないけど、ありわありで「KART界の激走5000キロ」として、とっといて欲しい気もするのよね。

 スプリントよりはスーパーバトル、スーパーバトルよりは長時間の耐久レースに惹かれる意味が、この映画を見てすんごくよく分かった気がします。今年は立て続けに長時間の耐久レースを経験できたから、ますます時間の長いレースに惹かれてしまいそうだにゃぁ。アマチュアのレースで、「よくぞここまで」というスケールの大きい耐久といえば、来週開催される菅生の8耐も近いノリがあるのかな。来年は24時間耐久になるという話もあるし、ひそかに期待しちゃいます。

 それにしてもレースって、やっぱり車を持ち込んでこそだなぁ・・・と改めて思わずにはいられない映画でもありました。いっぱい働かなくちゃね。


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とうがらし@倶楽部冗談






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