12-11-2007(Thu.)

Ordinary People

 名作と言われつつまだ観てなかったので、ふとテレビ欄で見つけた「普通の人々」の録画を、晩ご飯どきに観てみました。


 なんせテレビ東京の「午後のロードショウ」ですから、上映版より30分くらいはカットされているかと思われますが、ご飯を食べながら観るには、これはこれでアリかと。

 内容はお題どおり、どこの家庭にもありそな葛藤をテーマにした、実はそんなによくあるお話じゃありません。大袈裟な山場や、無理付けのハッピーエンドもなく淡々と進むのに、つい最後まで観てしまう。そんな映画でございました。27年前の映画にしては、車以外は古さを感じないところもぐ〜です。(ティモシー・ハットン若〜い!エリザベス・マクガヴァンが初々しい〜!とゆ〜のは置いといて)



 おそらく封切り当時に観ていたら、すぐ退屈したような気もしますが、コトの元凶が最初の5分で分かってしまったお年頃になって観たもので、どう解消していくんだろう?えっ?!しないの・・・むぅ。ドナルド・サザーランドさんに妙な期待をして、あれ?最後までフツー。と、感情移入とゆ〜よりは、純粋に筋を追っちゃいました。


 この映画を古く感じない理由は、「ゴールデン・ボーイ」の原作を読んだときの印象と似ています。どちらも家庭は中流の上なので、日本のパンピーとはちと違うんですけど、物質的には恵まれた生活をしていてこそ、出てくる歪みとでも言いましょうか。25年ほど前のアメリカが、この10年ほどの日本にスライドしてきた感覚を憶えます。

 しかし、母親役のメアリー・タイラー・ムーアさん。お見事でございました。



 この映画は吹き替えより、字幕で観たほうが圧倒的に良さそです。「あなた、とってもいい声よ♪」と言われても、テレビ版の吹き替えですと、登場人物はみなさまとっても聞き取りやすい美声なもので。


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倶楽部冗談

とうがらし@倶楽部冗談






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