9-20-2001(Thu.)

最初の一口

 年に1〜2回、無性にカップ麺が食べたくなることがある。カップでなくても良いのだが、いわゆる「インスタント・ラーメン」てヤツである。それも出来れば中国4千年の知恵を凌駕したり、マダム楊がうやうやしくお盆に乗せて出てくるものではなく、1袋72円とかカップでも片手で持てるタテ型のやつが良い。カップ麺の誘惑に駆られるときは身体が冷えたときでもあるのだが、このところ急に涼しくなったせいか、またムラムラと「ラーメン」という単語が頭をよぎるようになってしまったのです。

 で、さっそく買ってみた。もちろん「フカひれ入り」とか、「うんたら黒豚のダシがたっぷり」なんて代物ではなく、チャルメラとかサッポロ一番級のシンプルな縦型カップ麺にしてみました。ぐらぐらとお湯が煮え立つのを待って、心躍る4分間が経過。湯気だらけのフタをはがすのももどかしく、一口すする。あ〜、んまい。

 だがしかし。これで気が済んでしまったのか、残りはいくら食べても「最初の一口」を超える感動がないのです。う〜む、こりが私がカップ麺にハマらない理由だったのよね。何度目かの「学習しない自分」に反省しながら、倍近い太さと倍近い柔らかさになった麺を平らげた。かくしてラーメンの誘惑は、いつもマイブームになることなく、唐突に終る。インスタント・ラーメンの量は人が「美味しい」と感じるよう、「ちょっと物足りない」くらいに設定しているというのが通説ですが、ピカチュウ麺でもカトちゃんラーメンでも同じことなのでした。

 これがパスタだと、なんかの拍子にちと茹ですぎて予定していた味にならなかったり、お外で食べた味が気に入らなかったりすると自宅で「やりなおし」を敢行するのに、ラーメンで悔しい思いをして「やりなおし」をしたことはないのであった。webでラーメン通な人の食べ歩き記録などを見ていると、期待ハズレだった店を後にしたときは、速攻でお気に入りの店に赴き「やりなおし」をしているので、私はそれほどラーメン好きではないということになるのかな。もっとも私は強烈に食べるのが遅いので、それが余計「最初の一口」を超えないような気もするが。まぁ、いくらタマゴ好きといっても、タマゴでお腹を一杯にする気にはならないので、美味しいと感じるかどうかは、人それぞれの量ってものがあるのだろうね。


【本日のアラビック】
「アラビア語のマニュアル」について、いくつかメールも頂いたので、まとめてお返事など。

それって、円周率の計算表だったりして。

乱数表かもしれませんが。だって全部アラビア語でしょ。
わたくし、そんなヤツです。すんません。ぺこり。


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とうがらし@倶楽部冗談






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