11-20-2006(Mon.)

飯山温泉ふるさとの宿

行ったのは2006年の11月19日です。アルカリ温泉の中でもPH10以上のものを特に「強アルカリ泉」と呼ぶのだそうで、湯上がりはお肌ツルツル、髪もバサつかないという特徴があり、天然のリンスの異名もあるそう。飯山温泉も、去年の秋にすっかり気に入った中川温泉と同じ丹沢系の非火山性アルカリ泉で、泉質も似ているとの情報を見つけて、お出掛けしました。


【アクセス】
東名高速厚木ICから国道129号線を橋本方面に降りて、県道60号線を左折(清川村、宮ケ瀬湖方面)。飯山温泉郷の看板にしたがってバス通り沿いに7kmちょっと進むと、三差路左手に朱塗りの橋と茶色のゲートあり。橋を渡って大和屋の奥、左側。飯山観音手前。

宿側から見たゲートと朱塗りの橋。これが温泉郷の入り口ではなく、他の旅館は県道60号線沿いにもっと奥だったりします。あ〜、紛らわしい。どこまでが飯山温泉か分からなくて通りすぎてしまっても、宮ケ瀬湖側にも飯山温泉郷の巨大な案内板が立っているので、それを越したら行き過ぎ。


【料  金】
¥1,000(11:00〜15:00、タオル付き)

【日帰り湯】
10:00〜15:00

【源  泉】
アルカリ性単純温泉 28.5℃ / PH 10.4(S60.11.21)

【印  象】
秦野や伊勢原界隈に温泉があるのは子供の頃から知ってましたが、厚木にも温泉郷があったんですね。県道60号線に入ると、それまでの都市部の工業地帯にありがちな雑踏とは打って変わって、思いっきり丹沢の入り口の風情を漂わせています。わずか1〜2km先に並行して走る国道419号線とのギャップに、ビックリ。

旅館は全部で5軒とこじんまりとした温泉郷ですが、ふるさとの宿のキャッチフレーズは「飯山で唯一の天然温泉」だそうで、温泉郷が近付くと電柱の広告にも同様のフレーズが目に入ります。てことは、他の温泉旅館はなんなんだろー。洗い場入り口の注意書きには、源泉は低温のため加温してあり、水位を保つため加水しています(温泉100%)とあったんですが、源泉掛け流しにも色々あるんでしょか。適度に放っておいてくれるのは、ひじょーに良かったです。


【温  泉】
明るく清潔なお風呂場は、横に長い大きめの湯船とカランが7つ。小振りの露天は、ガラス張りの内湯のすぐ外にあります。シャワーをひねるとほのかに硫黄臭がして、アルカリ泉特有のヌルヌルもあります。ラッキー!シャワーも温泉なんて、当たりだわん♪ ・・・と思ったら。

硫黄臭がするのだからして、と〜ぜんこんなことにもなるわけで。箱根では貴金属は全部外して入るのに、うっかりやっちゃいました。あ〜、思いっきり硫化銀。でも湯船のお湯は内湯・露天とも硫黄臭はなく、シャワーのお湯が最も温泉らしいのはなんでだろ〜。そのナゾの続きは、右手にあったりする。

ここまで変色しちゃったら磨くしかないので、開き直ってそのまま湯船に入ったら、右手の指輪は変色しないのよねぇ。最初の掛け湯で左手の指輪だけ黒くなったのは、右手でシャワーを持ってるからなんですが、この違いはいったい。右手、左手ともインドネシア製の925と、日本製のシルバーの両方着けてますので、指輪の成分の違いではなさそうです。

湯船のお湯は強アルカリ泉特有のヌルヌルとゆ〜よりは、肌に食い込んでくるようなキシキシという感じ。かなり強い温泉だと思います。最初はシャワーとの感触の違いに、もしかして青梅かんぽの湯のように片方は白湯?と思いましたが、露天風呂も同じ入り心地でした。白湯とは全然違う感触なので、間違いなく温泉なんでしょうけど、循環や消毒の過程で泉質が変わってしまうのかなぁ。シャワーのお湯はとっても気に入ったので、惜しい!という印象でした。湯上がりはお肌スベスベ、髪も期待どおりバサつきませんでした♪


【その他の施設】
飯山温泉はどこも旅館なので、時間制限があるのがちと厳しいです。変わり風呂やサウナなどはなく、温泉1本勝負なのは温泉郷らしくて良いのですが、基本的に年配の方々が芸者をあげてゴージャスに宴会する場所のようで、日帰り湯も懐石料理とセットのゴーカなものが多かったです。PH11.3のアルカリ度を誇る元湯旅館の温泉はぜひ体験したかったですが、日帰り湯で懐石コース付き¥10,000〜では、フラリと立ち寄れるお値段ではないですね。

飯山温泉には公共の温泉施設はないので、温泉だけの利用でも箱根・湯河原の有名どころ並みの料金設定なのが、良くもあり悪くもあり。周りにレストランはないので、どこも食事とセットなのは仕方ないのかな。1〜2軒お寿司屋さんはありましたが、山里らしい食事を目指すなら各旅館の日帰り湯プランのほうがオススメ。行った日はお昼時を過ぎてしまったので、それすらありつけなかったんですけどね。とほほ。


【参考】
厚木 飯山温泉 ふるさとの宿




余談ですが、初めて「サル注意」の標識を見ました。宮ケ瀬湖を背にして、ロマンスラインを国道419号線に向かい、6連トンネルの6番目の横。同じ道を419号線方面から来ると、最初のトンネルと2番目のトンネルの入り口にあります。

宮ケ瀬湖畔の「日本一のクリスマスツリー」は、やまびこ大橋付近から延々探しましたが、見つかりませんでした。水の里の大噴水も見つからず、ビジターセンター横の手打ち蕎麦のお店も軒並み閉店後で、湖畔は真っ暗。後でパンフレット類をよく読んだら、イルミネーションの点灯は12月中旬から12月25日らしい。ありゃ。その頃に来れば、お蕎麦屋さんも遅くまでやってるようです。といっても冬期は夏タイヤだと厳しそうなので、次に行くとしたら桜の頃かな。


▲MENU ▼BACK



倶楽部冗談

とうがらし@倶楽部冗談






SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送