1-25-2006(Wed.)

中川温泉ぶなの湯

行ったのは2005年の10月です。見つけたのは、ごてんば線ネットという御殿場線沿線の紹介ページからのリンクです。県境にほど近い山北町とは、かつて鉄道基地として栄えたところだそうで、遺構探検趣味をくすぐるエリアでもありました。そして中川温泉は、「武田信玄の隠し湯の1つと言われる温泉」。ああ、なんてそそられる響きでしょう。以来、ずっと行きた〜い!と思いつつ、2年ほどはきっかけがなくて行きそびれ、やっと念願の山あいの温泉にお出掛けできました。

じつわココはあまり流行って欲しくないくらい気に入ってしまったので、レポートの更新もずっと溜めておりました。ある日、テレビ東京の温泉番組で紹介されているのを発見し、げげっ、混んじゃうカモ〜と内心ビクビクしてたんですが。あり?信玄館ですか。ま、老舗の温泉旅館は絵になりますしね。私が町営ぶなの湯のほ〜に惹かれたのは、ひとえに泉質です。しかも番組では中川温泉の紹介は、10分ほどでつるっと通過。おりょ。やはり一般的には周りに何もない山あいの温泉よりも、箱根・湯河原のほ〜が大メジャーなんですね。それでは安心して、施設のご紹介もいたしましょ〜♪


【アクセス】
いきなりですが、分かりにくいです。国道246号線から丹沢湖・道の駅山北方面へ北上する道はすぐ分かりますが、途中ホントにこの先かいな?と思った頃には、たぶん通りすぎます。右手に中川温泉と書かれたちびっちゃいアーチと、その横に「中川温泉」というバス停が見えたら、もう少しの辛抱です。

1つ先の「中川」というバス停まで行くと、行き過ぎ。こちらの小道は「ぶなの湯」への近道ですが、ホイールベースの長いFF車だと、1回では曲がりきれません。メインのルートで行ったほうが無難です(といっても、こっちの道も決して広くはない)。急坂を降りてマンション居住者用の駐車場が正面に見えたら、左にピポットターン。車高を落としたクルマだとお腹を打ちそうな急坂をさらに下って、突き当たり右手が駐車場。バスでも行かれますが、小田急線大井松田から70分。JR山北駅からは55分の道のりだそうで、半日バスの旅を楽しみたい人以外はマイカーのほうがオススメ。


【料  金】
¥700(2時間、超過料は1時間毎に1人100円)、¥1,000(1日)

【営業時間】
10:00〜20:00

【源  泉】
アルカリ性単純温泉 34.0℃ / PH 10.1(H11.4.28)

【印  象】
泉質というものに目を向けるようになったのは、この温泉がきっかけでした。「PH10.1の強アルカリ温泉」との触れ込みに、はて、どういうことだろう?と全く意味が分からなかった当時の私。いえ、他の温泉のレポートも施設の表示を書き写してはいますけど、未だにあまりよく分かってません。ただ「強アルカリ温泉」というものが気に入って、以来PHは見るようになりました。

目の前を流れるエメラルド色の小振りの清流と、深い緑に囲まれた山あいの静かな温泉郷というだけで、心はウキウキ。町営だけあって受付の応対や案内も、ご近所ノリでフレンドリー。到着したのが17時過ぎていて、営業終了までいても1日券より安上がりなので、あえて2時間券を購入して超過料金を払うつもりでしたが、3時間半ほどいたのに超過分は¥100しか取られませんでした。


【温  泉】
お湯はやや白濁した濁り湯で・・・なんてつらつら書くのも、もどかしい。とにかくお湯がいい! ぬるめに感じるお湯は若干ヌルヌル感があって、湯上がり感はバツグン! お肌つるつる、洗い上がりの髪がバサつかない♪ 小雨まじりの日に行ったのが良かったのか、洗い場もさほど混んでいませんでした。

1つ難点を挙げれば、岩風呂風の露天風呂は狭いです。6人も入ればギッシリ。先客が4人ほどいると、入るのにちょっと躊躇します。周囲は竹垣に覆われ、たぶん男湯と女湯はプラスチック製の竹垣で仕切ってあるだけ。したがって声は筒抜けです。竹垣の向こうから会話が聞こえてくると、ちと入るのにためらいます。

時間内であれば何度も入浴でき、2階の無料休憩所ではお茶のセルフサービスあり。露天風呂で見えなかった景色はここで補填。飲食物の持ち込みも可能で、ハイカーらしき人々が大きなリュックからお弁当やウィスキーを取りだして、静かに楽しんでいました。


【その他の施設】
無い。何もないです。・・・と言いたいところですが、多少はあります。なぜかちょっぴり残念そうにそう言いたくなるくらい、程よく山里気分が味わえるすばらしい施設と思います。客層は地元のリピーターとおぼしき年配の方が中心で、のんびり温泉を楽しめました。ロビーには手荷物を入れるロッカーと、脱衣所内には貴重品ロッカーもありますので、休憩所では安心して仮眠できます。

あたりの景観、道々の情緒、そしてなんといっても泉質の良さ。文句ナシのお気に入り温泉です。中川温泉に3つある源泉のうち、最もアルカリ度が高いのが「ぶなの湯」だそうで、次回は最も高温の源泉を引いてる旅館も訪れたいと思います。

※写真はパンフレットから拾ったものです


【参考】
町立中川温泉ぶなの湯


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倶楽部冗談

とうがらし@倶楽部冗談






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