6-27-2001(Wed.)

火星のタコ

 火星が中接近しているらしい。大接近ではないけど、普段よりかなり大きく見えるそうだ。どうりで友部SAから見えた火星が、やけに大きく感じたわけですね。天体望遠鏡で見ると火星の柄まで見えるそうだけど、もう何年も天体望遠鏡なんて覗いてないなぁ。

 火星人がタコみたいな形にされてしまったのは、発表当時はちゃんと最先端の科学で考えた根拠があったと思ったけど、今は火星にそんなタコ星人がいると思っている人はほとんどいないよね。でももしかしたら、反射光でしか視認できない人間の目には映らないだけで、ホントにタコみたいな生き物がいたりして。そう考えると科学の進歩って、決して人の夢を打ち砕くものではないよね。大事なのって、人に「こうだ」と言われたらそれをどう捉えるかで、人に言われたことにその先の可能性を考えないなら、確かにつまらないかもしれないね。


 たまには違った切り口で入ったものの、続きはまたカートの話か?と思ったみなさま。そのとーりっ。上手く行かなかった原因を自力で的確に分析できないとその先はないけど、上手く行ったときの分析もちゃんと自分でできないと、「速い」とか「上手い」と呼ばれる境地には到達できないんですよね。幸い私はまだ「初心者」だから乗れば乗るほど発見があるし、スランプに陥るほど走り込んでないけど、あれこれ考えても突破口が見えないときは、当たり前と思っていたことを「いきなり当たり前と思わなくする」ってのも大事かもしれない・・・な〜んて考えたワケですよ。とりあえず先週末はどうにも回らない車で、どうしたらタイムアップするかで、久々にのめり込みました。このところ湿気の多い日が続くので、コンディション的にはあまりよろしくないそうだけど、日曜日はこんなことをやって遊んでいたんだな。

 いえね、土曜日は事故と事故と事故と事故と事故で、スプリントのエントリーをキャンセルしてしまったので、夜になって手持ちぶさたで3セットほど乗って、目標タイムは出たものの、目指しているところに到達出来なかったんですよ。その日1〜2番に速い車で38.1秒しか出せないのに、みなさまが「フレームがおかしい」とおっしゃる車でも38.1秒だし。留めはしばらく停めてあってオートチョークが掛かってしまう車で、3周くらい「立ち上がりでフケないなぁ」と思っていたのに、アウトラップから38.1秒を記録してベストラップは37秒台真ん中。1カ月くらい前の自己ベストからは、コンマ2秒落ちくらいだったのかな。

 土曜日もかなりの湿度で「タイムは期待できない」と言われていたし、最後に乗った車はマシン的には「そこそこ」だったそうで、ベストタイムだけ見てると「わ〜い」と思いがちだけど、これって完全に自分の感覚が狂ってるんですよね。平塚の6耐で長時間スティントを仰せつかったおかげで、やっと自分で「あ、しまった。コンマ4〜5秒落ちるな」と思った感覚と「あとコンマ2〜3秒詰めてやるぅ」と思った感覚が、実際のタイムとも合うようになったのに、また分からなくなっちゃったかなぁ・・・と思っていたのを矯正したかったんですね。てなわけで、日曜日はエンジンを乗せ替えたばっかりで、まだセッティングが決まってない車をお借りしての走行でしたが、ハッキシ言ってその日一番の最速車で自己ベストを更新するより、このコンディションで8秒台を搾り出すほうが、私にとっては遥かに挑戦しがいがあって、とっても有意義な体験ができました。

 オーナーさんはベスト・コンディションでないことを盛んに恐縮されていたけど、こりをやっておくのと対処法を全く知らないのとでは、レンタル・カーターにとっては大きな違いだと思います。な〜んてキレイにまとめようとしてるけど、ホントは走りにくい車のが燃えるんだな、生意気に。ほほほ。だって速い車でそれなりにいいタイムが出るのは当たり前だけど、走らない車を手なずけるのって快感でない?・・・と言い放つと、また色々ご意見が飛び交いそうですが、速い車で自己ベストをバンバン更新できたら、それはそれで楽しいんですよ。でもね、ベストタイムばっかり気にして走ると、カートの楽しさが半分も味わえないような気がするんだな。特に私みたいなレンタル専門のカーターだと、車のバラつきって「あって当たり前」だから、その日の最速車でないとヤだってことになると、せっかくお休みをもぎ取ってお出掛けしても、コースへ行った日の半分以上はふてくされることになってしまう。それが嫌で自分の車を買ってしまうのも、潔くて好きだけどね。

 あぁ、コースのみなさま、ごめんなたいごめんなたい。いえ、十分にメンテしてもその後の扱いや、気象条件の変化でマシン・コンディションが落ちてしまうのも、重々承知で書いているので、ゆるちてねぇ。でっ。他にも最速車を狙ってる人がいたら待ち時間も長いし、自分の番が回ってくるまでにその車は終わってしまうかもしれないし、だから車ってあんまり選ばないようにしてるんだけど、これはキレイ事というより性格だろな。つまり「絶対的なタイムが何秒出たか」より、「自分の感覚どおりに乗れたかどうか」のほうが大事というか。

 これが食い違うとハズレ車でドツボにハマるような気がするんですが、気持ち的にはたとえばこーゆーことなんですよ。もしも自分が予選でポール・ポジションを獲ったとしましょう。でも1周目で回されて、あっと言う間に最後尾になったら。もしくは予選で大失敗したとか大ハズレの車を引き当てて、堂々の逆ポールが確定したら。「あ〜あ、今日はハズレ・マシンでついてないなぁ」と腐るか、「やっぱ自分てこんなものなのね・・・」としょぼしょぼに落ち込むか、「これ全部抜いたらスターかな?」とお目出度く思ってしまうかの違いというか。えっと、初心者@放し飼いが図々しくもどう思ったかはここでは割愛しますが、全部実話です。すんません。またカート参戦記の更新が遅れてるから、お茶濁しのイントロか?と思ったみなさま、こりもそのとーりだっ。

 んでも、どうにもタイムが上がらないときに、どうやってそこから詰めるかは色々やらせてもらったので、日曜日はホント楽しかったです。「次でコンマ2は縮めよう」と思ってやったことが、そこそこ合ってたらしいという結果だったし、詰めようとして走っている感覚が戻ってきたのは、大収穫でありました。オーナーさま、どうもありがとうございま〜す♪

こんだけ書くなら、最初から参戦記の続きを仕上げたほうが良かったかな・・・という気がしないでもないけど、ま、いっか。


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とうがらし@倶楽部冗談






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