8-29-2002(thu.)

非力な私

 わたくし、こりをどう克服しようか、ず〜〜〜っと考えていたのです。ここで言う「非力」とゆーのは、一般女性と比べてではなくて、カートに乗るときのお話。レンタルPKだけ乗ってたらそんなことは考えなかっただろうし、あと5〜6cm身長があったら、やっぱり考なかったかもしれない。マイカートならもそっと調整できるだろうから、主に耐久でのお話です。

 ど〜ゆ〜コトかというと、レンタルPKくらいのパワーと速度なら、ステアリングが押さえられないほど非力な女性っていないと思う。少なくとも吊り革にぶら下がれるとか、誰かに支えてもらえれば倒立できるくらいの、いわゆるフツーの筋力があれば、女性でも腕力で振り回せてしまう。ところがわたくし、こりが出来ないのれす。なんでだろ?って考えたら、良くも悪くも力が入らないからなんですよ。わたくしだって、もちろんフツーの筋力はあります。スポーツ・ジムでちゃんと測定してもらったら、自分が思っているほど強くはなかったけど、ま、筋力そのものは「フツー」の範囲内にはいるのです。なので、スピンしたカートの向きを手で変えたり、スタンドの上げ下ろしくらいは出来ますです。前を持てばね・・・しかも鉛が付いてなかったら・・・サクサクは出来ないけど・・・い〜んだよぅ。つぎっ。

 あるコースでジュニアの話題が出たときに、一般にステアリングの上端がアゴの位置より高いと、力でステアリングを押さえ付けるのは無理と言われている、そんなことを聞いて自分が走っている写真を見たら、まんまとアゴのほうが低かったんです。ははぁ、原因はこりでしたか。そのときは、そのくらいの感想。ドライビング・ポジションを変えれば、わたくしでも力を入れられる方法はあるのだが、他の影響を考えて半ば捨てている領域でもあるのです。力は無いよりあったほうがいいに決まっているし、混戦では力で振り回せる人が羨ましくはあったけど、レンタルではその分体重でトクしてるから、まぁトントンでしょ、くらいなもんでした。


 そりがですね、もっと速い車や難しい車になってしまうと、どうしようもないことってあるんですよ。今年のK-TAI車両がそうだったんですけど、どう踏ん張っても乗りこなせない。車両作りにかまけててまるで練習してなかったから、自分のセンサーもかなり鈍ってはいたけど、どこがマズイか分からないのではなくて、ココが遅いからタイムが出ないってのはハッキリ分かっているのに、車が押さえられないから全然踏めないんです。そもそも今年の車は男性メンバーでもキツイとは言っていたんですが、「どこがキツかった?」って話になって踏めないところを言ったら、みなさま心優しいので「そこは男でもキツイから仕方ないよ」てことで、話はキレイにまとまっていたんです。でもね、腕力や体格のせいにするのがくやぴーの。

 そんなこんなで、このところK-TAI疲れでヌケガラ状態でもあったし、丸で気力のないヤツになっていたので、ご心配をお掛けしたみなさま、どーもすみません。色々面白そうな計画のお誘いもあるとゆーのに、自分に乗れるんだろーか?と、ちと地味になっていたのでした。今からどう頑張っても背は伸びないし、急に腕力が男性並みになるわけもないから、どうすりゃい〜んだろ?ってずっとウンウン考えていたのです。

 腕力が足りないのは事実なんだけど、どーしても「筋力不足=これ以上は無理」で片付けたくなかったので、「正しいラインさえ極めれば、もっと詰められるハズ」と言い張っていたのですよ。最初はなんの根拠もなく言い張っていたんですけどね。車の印象はメンバーそれぞれで、軽トラみたいとゆー人もいれば、旧車みたいとゆー人もいる。私はダンパーが抜けきった重ステの旧車みたいだなぁと思っていたのですが、ラインの自由度がきわめて少ないとゆー点では、全員一致していたんです。でも今まで体重が軽いだけで、ずいぶんラクをしていた自覚もあるですよ。北ショート+ノーマルPKの速度だと、私くらいの体重だったらかなりどこでも通れるし、よっぽどヘンなことをしないかぎり飛び出さないんです。つまり甘いラインでも全開で通れちゃう。これが同じ腕力であと20〜30kgあったら、カンタンに飛び出すでしょう。これはこれで別の悩みもあったのですが、とにかく「普段からラインが甘いせいだろう」とゆーところに持っていきたかったのです。ええ、意地っ張りですから。

 そこへ後日談で他の人がコワくて踏み切れないと言った箇所が、自分が唯一ベタ踏み出来るコーナーで、他ではいいように抜かれまくっていたのに、ココだけはやり返せるちう所だったから、もぉ大変。その手前のコーナーをどういう速度で通過してるか分からないし、もてぎの本コースってホームストレート以外は見えないから、ホントはみんながどこをどう走っているのかは、お互いにしかとは分からないんですけどね。聞いたかぎりでは使ってるギアも同じだし、取り立てて重いとかキツイとは感じなかったので、再びじたじた。くしょ〜認めないじょぉ、非力だなんて。ラインだ、ライン。テクこそ全てなのよぉ・・・と、無い物ねだりと現実を認めないことおびただしい。ほほほ。たしかにソラ恐ろしく許容範囲が狭い車だったけど、実際自分より乗れてる人はいるんだから、車の限界ってワケではないだろう。ほれ見ろ、ほれ見ろ、もそっとシビアにラインを詰めれば乗れるんだ〜い!と、今度こそなんの根拠もなく思ったワケです<おいっ


 えー、こりの何が「発見」だったかとゆーと、このままだとただ弱点を再確認しただけなのですが、これで打ちのめされちゃうのって、つまらないぢゃん。でね、重たい人の感覚が軽い人間には分からないように、力が入らない人間の感覚って、フツーに取り回せる人には分からないと思うのですよ。フツーの人には分からない感覚が分かるってことは、なんかいいコトあるんじゃないかなぁ?と思い直したのですね。そしたらね、あったんですよ。ふふふ。通れるラインが少ないってことは、人より車が進みたがっている方向がよく分かるってことではないかと。重ステ車でも正しいラインに乗ったときは、ハッキリ分かったもんなぁ。よって力で押さえてるってことは、正しいラインを通っている保証もないかもしれない。おお、これだぁ!・・・と、勝手にぬか喜びしいてたワケですが、だから大した発見じゃないんだってばよぅ。

 相変わらずラインの自由度が少ないことに変わりはないし、正しいラインを走るにしても最低限必要な筋力があるから、無理に押さえようとしているときよりは軽くなるけど、それが私の力で足りるという保証はなかったりする。タイムを詰めるにしても人の数倍努力しないと、同じラップタイムには到達できないんだけど、弱点だと諦めかけていたことが、もしかして人より早く正しいラインに気付いたりしちゃうかな?って考えたほうが、楽しいものね。正しいラインにはすぐ乗れるし、力でも押さえられるからラインの自由度もあるものね!って言われたら勝ち目はないんだけど、い〜んだよっ。限りなくゼロに近いと思っていた可能性が、ゼロでないことに気付いただけでも、いーじゃん、いーじゃん。PKでもミッションは最低重量が決まっているから「軽いから」は通用しないし、もっと速いのになると体重差より先に腕の差のほうがモロに出るから、ココをクリアしないと先へ進めないしね。そりでも筋力が車速に負けて人より遥かに遅かったら、まぁそんときは次を考えよっと。

いじょ、弱点も考えようで武器になるの巻でした。←そーなのか?


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とうがらし@倶楽部冗談






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