脳のお天気

　プライベートのメールが溜まりに溜まっていたので、息抜きついでに「そう急ぎでないから」と不義理の限りを尽くしていたメールに、お返事を書きまくってみた。ところがうちのMacちゃん達は悲しい学習をしていて、「じょせい」と打ったら「助成」と変換するし、「いしょう」と打つと「意匠」になる。「じょし」は「助詞」だし、「へんかん」なんて「返還」である。納得できないのは、「～の」と打つと「の」を「飲」に変換すること。その次が「乗」なのだが、明らかにこっちの字のが頻繁に使っているのになぁ。いったいうちの子の辞書は、どんな学習をしてるんだろ？と単語登録の一覧を見たら、けっこう笑えた。

　「ふぉか」と打つと「FOCA」になるし、難しいＨＮのネット友達はご本名を打ち込むと、読みとは全く関係ないＨＮが出てくるようになっている。自分で登録した人名は、圧倒的にドライバーが多い。「じゅいち」はもちろん「寿一」に一発変換するようになっているし、「わきさかかーげーべー」と打つと「脇坂ＫＧＢ」になるのだな。そんな中でも「しゅーにいさん」と打つと「Schumacher」に変換するのは、もはや何のために登録したのかも思い出せず。きっと私の性格なので、自分で登録しておきながら忘れた頃に自分ウケするように、仕事の合間の現実逃避でやったに違いない。で、忘れるのって、一晩寝たらだったりするんだけどね。

　たぶんこれを登録したのは土日も夜も昼もなかった、１日３回ストップで１回の睡眠時間が15分から１～２時間なんて頃なのだが、それでもちゃんと遊びの小ネタは日々かましていたのだなぁ。デスクワークは忙しくなるとカゴの鳥になってしまうので、きっかけは何でもいいから、どこかに笑いが欲しいんですよね。

「笑ってないと運が逃げちゃうよ」

　しょんぼりしている人に時々言っていた言葉だけど、今日は自分に言ってみた。お出掛け出来ないくらいでしょんぼりするなよぅ・・・とは自分でも思うけど、お出掛け出来ないことが一番こたえる放し飼いなのでした。くしょ～、まだ諦めないじょぉ。ぜってー時間を作ってやるぅ・・・な～んて、ここしばらくジタジタしていた自分が、すんごくちっちゃく感じる出来事でした。しっかり睡眠が取れる生活はある程度諦めているのだけど、夜中に考え事をするのはロクな結論を出さないから、せめて脳天気さくらいは保ってないとね。

　そんなおとぼけ辞書の発見に加えて、夜になって思いっきり幸せそうな人の話を聞いて、とっても心がなごんでしまいました。幸せそうな人って、いいものだね。仕事の電話が来ない夜中に、ひと走りしてこようかなぁという鉄砲玉計画は、これにて中止。おかげさまでへこで湾岸線を爆走しなくても、脳天気な放し飼いに戻れそうです。ほんわかした気分を分けてくれて、どうもありまとー�

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