4-24-2002(Wed.)

あこがれの博物館巡り

 納豆は、なんで水戸が本場なのだろう?

 大豆の収穫量だけで考えたら、ほっきゃーどーのが断然多いと思う。納豆は小粒がよろしと言われているのも、理由が分からん。以前に旭川産の大粒納豆とゆーのを買ったことがあるけど、あれはあれで大豆の味がしっかり分かって美味しかったのになぁ。大豆だったら山形のダダ茶豆も美味いでわないか、水戸の大豆は枝豆には向いてないのかなぁ・・・と、激遅い夕餉を頂きながら考えた。

 納豆の起源は諸説あるみたいですが、私が子供の頃に聞いたのは「征夷大将軍が蝦夷征伐に向かうとき、通りすがりの村で食料提供を命じたら稲作が不向きな寒村だったので、お米の代わりに茹でた大豆を俵に詰めて献納した」ちうもの。それが行軍中に発酵して、納豆の起源になったというお話だった。よって、納豆の「納」は「献納」の納。豆腐のことではないのだよ、と教わった記憶がある。北の地方を「蝦夷」と呼んだり、勝手に「征伐」に向かってしまうのもスゴイ話だけど、まぁそりわ置いといて。

 征夷大将軍つーても、江戸の頃みたいな天下を牛耳るご大層な役職ではなく、めんどっちいから都からうんと遠い地域の平定にでも送っとけみたいな、いわば都落ち状態だったと思った。ギリシャ神話のコルキスの金羊毛を捕りにいくお話みたいに、政敵になったら手強い人間に無理難題を吹っ掛けて、討ち死にしちゃったらそれはそれ、ご領地をぶんどってくれば尚よろしという、元々ご都合主義な話ではあるのだが。これって小学校の教科書に出てたか、その時の担任のせんせから教わった話なのよね。この人ったら、ヨーロッパでいうところの吟遊詩人みたいな人を連れて行軍していたようで、かなりしっかりした記録を残していることでも有名らしい。

 とゆー由来は、ココとかココにも出てた。俵に詰めた煮大豆はどーしても「馬の餌」ってことにしたいらしいが、わたくしこりわ「ドギーバック」と同じことなのではないかと睨んでいる。つまりお外で頂いたご飯を残してしまって、持って帰りたいのだけど照れ臭いから「おうちでわんちゃんが待ってる」ことにしちゃうのと同じかなと。だって元々馬の餌だと思ってたものが腐っていたら、わざわざ人間が食べようとは思わないでしょう。

 「蝦夷征伐」ってのも今ではあまりおおっぴらに言ってはいけない言葉なのか、東北地方の豪族の平定だとか色々言い回しも大変なのね。そもそもなんの肩書きもないただの「将軍」てのはありえないし、「征夷大将軍」て役職が蝦夷を成敗するための将軍て意味なんだから、どう言っても同じなにのなぁと。ま、それもい〜のだが。

 起源のほどは定かでないにしろ、納豆を一番最初に食べた人はエライにゃぁと思うけど、それも行軍中のお話とあれば納得してしまう。え〜からお前、食べてみろ。あれ、お腹痛くなんないの? けっこういける・・・ほぉ。てな感じで、最初に試食を命じられた足軽くん(と勝手に決めてる小姓であろう人)は、もしかしたら試食前に家族に宛てて遺書まで書いちゃったかもしれない。万が一のことがあったら、まさか腐った茹で大豆を食べさせて絶命したとは言えないだろうから、記録上は「名誉の討ち死に」になっちゃうんだろうなぁ・・・なんて考えた。

 納豆業界には、全国納豆組合協同連合会なんちう、なんだか強そうな名前の組合もある。ココを見てしまうと、八幡太郎伝説はかすんでしまうのだが、とりあえず納豆博物館てのには行ってみたくなってしまいました。わりとよく行く地域だし。

 世の中には妙な博物館がけっこうあるもので、わたくしテーマを超絞り込んだとこには、ひどく惹かれる習性があるらしい。なんで旭硝子さんがこんなことしてるのかは?だけど、ココのページを見ていると、そーいえば以前に野田のお醤油博物館へ行きたいと騒いで、まだ行ってなかったなぁ・・・とか、おっとこりはまたわたくしのライフワークとゆーか、ツボにハマりそうな博物館だわね・・・な〜んて夢が膨らむ。

 一昨年くらいにやっていた仕事はカメラ博物館の上にある会社だったので、いつか寄ってやろうと思ってこれも頓挫したのよね。まぁそこの会社に呼ばれるときは漏れなく夜討ち朝駆け仕事だったから、最初から無理はあったんだけどね。妙な博物館といえば、目黒の寄生虫博物館や乃木坂のTOTO博物館は、このリストには出てないのね。ええ、もちろん両方行ったことあるです。ちょっと前に「プリンス好きなら、なんでスカイラインミュージアムに行かないの?」と言われたこともあるのだが、じつわもうとっくに行っているのであった。ときどき入れ替えをするそうなので、またしばらくしたら行くかもしれないけど、その前にこんなに楽しそうなとこを見つけちゃったら、目移りしちゃうにゃぁ。

と、相変わらず生活に要らない知識にばかり惹かれる放し飼いであった、まる。


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とうがらし@倶楽部冗談






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