3-11-2004(Thu.)

プロモーションのトリック    ボウイさま来日記念

 デビッド・ボウイさまが来日されておりますです。・・・と、書こうと思ったのは一昨日のこと。8・9日の2日間が武道館で11日が大阪城ホールだったと思いますが、VittelのCMを見て思い出したくらいなので、わたく今回のツアーはなぜか全く食指が動かず。なぜかとゆ〜より、どうも「Let's Dance」以来、何かが急速に冷めてしまったんですよ。売れ線3部作の第2弾、3弾の「BLUE JEAN」「CHINA GIRL」も悪くはないんだけど、ありわ別にボウイさまでなくても売れるでしょ。

 この辺がどうもヘソ曲がり具合が隠しきれないところでもありまして、自分でも「なんでだろ?」と思っていたんですけどね。そりがVittelのCMを見たら、なんとなく意味が分かったような気がします。あれって一瞬「どうやって撮ったんだろ?」と思ってしまいますが、映像的なギミックは何もないのよね。70年代のボウイさまは、じつわ本人公認のコピーバンドをやってるクリソツさんだそうで、ただの懐古趣味とゆ〜よりもですね、わたくしステージングが面白い人に惹かれるんだなぁと、このCMを見てしみじみ思っちゃいました。



 プロモーション・ビデオなんてものが確立されていない頃から、面白い映像を作るアーティストはいましたけれども、ステージングが退屈な人はスターになれない時代でもあったんですね。不思議なものでアナログ録音の頃は「もっと良い音、良い映像にならないかなぁ」なんて思っていたくせに、あまりにも録音・録画技術が発達してしまうと、音も情景もステージで再現できないアーティストが増えちゃうんだなぁと。で、段々ライブから足が遠退いてしまったワケですが、逆に最近は見てみたいコピーバンドが増えてきました。ビッグ・ネームになればなるほどコピーパンドもマニアさんの含有率が高くなりますが、VittelのCMの主もその1人でして、彼の率いるSpace Oddityツアーも、ぜひライブ映像が見てみたいです。

 デビッド・ボウイさまのクローンとゆ〜より、デビッド・シルビアンとゆ〜か、スティーブ・ジャンセンのが似てたりしますが、「よ〜やるわ度」は天晴れ100点満点でしょう。見た目の美しさでは「ベルベット・ゴールドマイン」のクローン1号、ジョナサン・リース・マイヤーズさんには遥かに及ばないですが、この手のソックリさんてなぜか気取った顔より、歪んだ表情とかちょっとダサめなところをよく捉えているのよね。

 ちなみにクローン2号さんのお名前は、David Brightonさんとゆ〜んだそう。ナメたお名前ですねぇ。ブライトンビーチのブライトンから取ったと邪推してるのは、私だけでしょか。ブライトンとゆ〜のはイギリスの湘南みたいなリゾート地でして、the WHOの面々をはじめモッズ時代のロッド・スチュワートや、デイビー・ジョーンズだった頃のボウイさま、たらこミックもマーク・ボランも数々のスターゆかりの地でございます。で、デビッド・ブライトンて名前でボウイさまのコピーをやってるとゆ〜のは、日本でゆったら「葉山雄三」って名前で「幸せだなぁ、ぼかー」をやるようなもんでしょか。



 鶏頭的「見てみたい三大マニア」の2つ目は、先日から騒いでいるGUEENさんのライブ。全員日本人のバンドですが、だからこそ日本人から見たQUEENのイメージを忠実に再現してくれそうな気がします。気付いたのは本家の追悼ライブの翌年だったでしょか。恵比寿のライブハウスがリニューアル時に企画したフレディ命日ライブを逃して以来なので、もう10年近く「見たい!」と騒いでおりますです。当時のメンバーのほうが全員コスプレしてて濃かったよ〜に記憶してますが、日本一メジャーなQUEENのコピーバンドには変わりなく。5月のライブはひじょーに楽しみにしております。


 さてもう1つは容姿も声もクリソツで、ボランの弟や未亡人が涙したとゆー「あのバンドなんだっけ?」と、わたくしが数年前からじたじたしとるT-REXのコピーバンドです。やっと見つけたーー♪ こりです。T-REXTASYと言います。

 ひゃー、もう9年前になっちゃうんですね。こり95年の発売当初、六本木のWAVEでプロモーションを見たんですよ。当時の鶏頭事務所へ戻る途中にふと通り掛かったら、歩道からちらと見えたモニターにそのまま釘付け。思わず店内に吸い込まれて、エンドレスで流れていた数曲分のプロモーションを最初から全部見ちゃいました。このバンドはただのコピーバンドぢゃありまへん。「コスプレ」「カバーソング」の2大仁義はもちろん踏襲してますが、通りすがりに見かけたビデオは姿形も楽曲もT-REXとしか思えないのに、オリジナルソングだったんですよ。

 あ〜んど、このバンドではボランの未完成の曲の続きが聞けてしまうのも泣かせます。こりDVDで発売されたら、わたくし即買いします。現存しているT-REXのビデオはどれも画質が悪く、音源もモノラルだったりするので、もしもキレイな画質でT-REXに浸りたいとゆ〜方がいらしたら、T・レクスタシーはイチオシ。ペラペラの音質と華美でチープな倒錯の世界をそのままに、マーク・ボランが(太らずに)生きてたら80年代初頭にはこうなっていたであろう姿を堪能できます。もしも発売してくれちゃったら、グラム・フリークなみなさまは共にSOLID GOLD EAZY ACTIONで、HEY! HEY! HEY! しませう。


http://www.5years.com/spaceodditytributeband.htm
このところやたらにトリビュート流行で、にゃんか生きてる人間に「Tribute」ちうのは抵抗があるんですけど、ZIGGY STARDUSTはロックで殉死したことになってるから、まいっか。マニアさんならでわのナイスなドメインです。

http://www.spaceodditylive.com/rev.html
世界一のマニアさんとゆっても過言でないデビッド・ブライトンさんが、わ〜い♪ご本人と共演したものね、ちう微笑ましいレビューはこちら。

http://homepage2.nifty.com/tvc15/pg/p5/chat/chat.html
こちらもナイスなサイト名でお馴染みの、たぶん日本で一番ボウイさま情報が詳しいTVC15さんの中の1ページ。デビッド・ボウイってど〜ゆ〜人?と思ったみなさまには、お人柄がよく分かるエピソードです。あ、でも心温まるお話ぢゃありません。ボウイさまが心温まる話をするワケないだろーと思った方は、別に驚かないと思います、はい。

T・レクスタシーの解説
すばらしく詳しく当時の事情が書かれております。あ、日本語ですので、ど〜ぞご安心くらさい。デビッド・ブライトンさんて、そ〜ゆ〜人だったんですね。 ←ど〜ゆ〜人だよ


▲MENU ▼BACK



倶楽部冗談

とうがらし@倶楽部冗談






SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送