7-7-2006(Fri.)

ツバメ日記2006

 よ〜やく念願だったツバメのヒナを、たっぷり観察してきました。ときは7/2の日曜日。場所は、中央高速下り線の談合坂SA。ココは毎年ツバメが子育てすることでも有名なんですね。webでも沢山の報告を見つけましたが、行ってビックリ。軽く20個以上は巣があります。今年は訪れた時期が遅かったので、半分近くはすでに巣立った空き家。それでもこれから営巣すると思われる親鳥や、まだ抱卵中の巣もあって、「ツバメの巣作りから巣立ちまで」が1箇所で見られました。るん♪




左側トイレ手前


まずは、こちら。巣作り中の親鳥です。

ツバメの巣って、最初の土台はど〜やって作るんだろ? こ〜やって作るみたいです。

なんの足場もない垂直な壁に、キツツキみたいに留ってます。ツバメって、こんな留まり方が出来たんですね。

しかしこれから巣作りとは、かなりのんびりさんのような。


巣作りに約2週間、毎日1つずつ卵を産んで1週間。さらに孵化するまでに2週間とすると、ヒナの見頃は8月下旬あたりでしょか。このツバメ団地の中で、今年最も遅くまでヒナが見られる巣になりそうです。

ツバメは長〜い「燕尾」を持ち、立派な風切り羽根のあるのがオス。だそうですが、「長い」って何と比べて長いんだろー。巣作りちうの壁面垂直貼り付きツバメは、オスかメスかも分かりません。ほほほ。ちなみに尾が長いほど、ツバメ界のイケメンなのだそうで。

してみると、右の子育てオトーサンはけっこうイケメンではないかと思うのですが、いかがでしょ。





中央エントランス前



こちら、中央エントランス付近の、生後2週間前後と思われるヒナ。だいぶツバメらしい姿に育ってます。ツバメ団地と化したフードコート周りの中でも、インストア・ベーカリー前あたりが一番にぎやか。このあたりは梁もそう高くないので、ヒナの顔がよく見えます。そよっと風が吹くと、ほわほわの羽根がなびいて、たまりませ〜ん♪


そのお隣の柱にかけられた巣。

小鳥は7個前後の卵を産んで、1〜2個は孵らなかったり、孵化しても2〜3羽死んでしまって、ちゃんと育つのは通常4羽ほどですが、5羽のヒナたちはどれも大元気。

他の巣は親鳥が交替で餌やりしてましたが、こちらは両親フル稼働。

ツバメの親は、ホントによく働きます。餌をあげたと思ったら、すぐに取って返してまた餌探し。ここの巣は、欠食児童を5羽も抱えて、さらに大変。

このサイズになると、もう目はしっかり見えているようで、親鳥が戻って来るとキャーキャー騒ぎます。

父の背中。

これはヒナに餌を与えて、巣を出た瞬間に飛んでいた羽虫を捕えて、きびすを返して餌をやりに戻ったところ。

目の前で見た華麗なダイビング・キャッチに、思わず拍手しちゃいました。これぞ、ツバメ返し。




右側テラス横



向かって右側のトイレ手前、オープンテラス横のヒナたち。駐車スペースから見て、向かって左側は巣立ち後の空き家が多かったですが、右側はヒナのいる巣が多かったです。これは生後1週間〜10日くらいのヒナでしょか。上の仲良くギッシリお昼寝してたヒナたちよりは、若干遅生まれ。5羽のにぎやかなヒナたちよりは、だいぶ羽根が生えそろってきています。


ぐぅぐぅ。ついさっきまでキャーキャー餌をねだっていたのに、気持ちいいくらいよく寝ています。このくらい育ってくると、ちと巣も手狭そう。

生まれたてのヒナは巣から顔が出ず、親鳥が巣に頭を突っ込んで餌やりしてますが、外から見える大きさになると、声もよく聞こえます。

なんれしょか? カメラのストロボに驚いて、振り向く母鳥。あ、ごめんなたい。

ヒナたちのほうは、全く我関せず。そこら中にツバメが旋回してるのに、いち早く親鳥を見分けて騒ぐのもスゴイ。

オス・メスの区別がつかないくせに、父だの母だのと書いているのは、両親が揃うと「尻尾の短いほう」が分かるんです。単体では相変わらず見分けがつきません、はい。

お腹も一杯になったことだし、のび〜っ。

ときどき羽ばたきの練習をしたり、不器用に羽繕いするのもカワイイです♪

で、後ろ向きの子は何をしているのかとゆ〜と、満腹になったらすることは、ねぇ。赤ん坊じゃないので、フンはちゃんとおうちの外にするのれす。





そのお隣の柱には、まだ羽根が生えてないヒナたちがお昼寝ちう。

ここのSAはご覧のように、巣に1つ1つ落下防止(と、おそらくフン害防止)の小さな台が取り付けてあって、とっても大事にされてます。

こうして見ると、羽根が生えてないヒナは巣と一体化してしまって、まるでカラッポの巣みたいです。

だがしか〜し。

まだ赤裸のヒナでも親鳥の気配は敏感に察知するようで、さっきまでぐっすり寝ていたのに、急にハッシと起きて餌をおねだりするのは、いずこも同じ。

羽根が生えそろったヒナたちより声はグッと小さいですが、こんなに小さくても、もう目は見えているようです。

父の背中、その2。口にカゲロウみたいな、黄緑色の羽虫をくわえています。

スズメや十姉妹は、このくらい小さなヒナだと親鳥が噛み砕いた餌を与えますが、ツバメは生き餌をまんま与えるんですね。

おチビちゃんたちも食べるのに苦労している風でもなく、口に入れてもらった餌をパクッと飲み込み、咀嚼はほとんどしてません。ありゃ、野鳥ってゴーカイなのね。





右側エントランス自販機上



今回のNo.1お気に入りは、何と言ってもこの子たち♪ 右側エントランス横の自販機の上に巣を構えた、巣立ち間近な4羽のヒナです。胸元のエンジ色も鮮やかで、嘴以外はもう殆ど一人前の姿をしています。すっかり巣には収まらない大きさまで育っているので、ときどき地続きの自販機上へ、うろちょろ冒険の旅に出掛けたりします。


でも巣にいないと、ご飯はもらえないのよね〜。

お出掛けしていたヒナも、親鳥の姿を見つけて慌てて巣に戻ったものの、タッチの差で他の兄弟に取られちゃいました。

今回は左から2番目の子が、ご飯にありつきました。

休む間もなく、母鳥も餌を運んできました。

ヒナのほうもご飯を巡って、ゴソゴソと立ち位置を変えたり忙しいです。今度は右から2番目の子がゲット。

あ、にゃろ〜、取ったにゃぁ。て、表情に見えちゃいますねぇ。ご飯にありつけるのは、親鳥がどこから飛んでくるかいち早く見つけて、最も積極的に前に出た子、かな。

大騒ぎのお昼ご飯が終って、一段落。

さっきまでの戦争状態がウソのように、キョロンとおすましした姿がカワイイです♪

この子たちはもう自分の足でしっかり立ってます。巣の近くならゴソゴソお出掛けするし、羽ばたきの練習や羽繕いも、だいぶサマになってます。今週末あたり、そろそろ巣立ちの時期でしょか。

こんなに沢山巣があると、また来年も見に行きたくなっちゃいます。





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とうがらし@倶楽部冗談





















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