5-11-2003(Tue.)

明るい納税

 小難しいことを書くのは辞めようと思っていたんですが、あまりにも疑問だったので、久々にモーキン類のヒナがカマ首をもたげそうです。



 みなさま仕事でミスしてしまったときって、ど〜やって責任を取られます? 「自分のせいではない」「わざとやったわけではない」こんなこと言う人、いませんよね。まともな大人なら、部下のせいであろうと自分のうっかりであろうと、平身低頭、誠意を持って対応するのは社会人として常識以前のお話でしょう。このところ続出している年金未納が発覚した政治家の言い分には、有権者のみなさまが怒りをあらわになさってます。ええ、お気持ちとってもよく分かります。まず言い訳から入って、謝罪の意が全く感じられない不遜な態度、保身のことしか考えていないトーフ頭丸出しの見解。人をバカにしています。ナメくさってます。

 街角インタビューでも「ふざけてる」「辞めてもらわないと困る」とゆ〜ご意見が圧倒的に多いです。お腹立ちごもっともでございます。あにょ、でもですね。「責任を取る」とゆ〜のは、辞めればいいってモンではないんじゃないでしょか。

 進退問題ばかり取り上げるメディアも、どうかしてる。問題は「払うべきものを払ってなかった」とゆ〜ことで、議員を辞めるかどうか、次の選挙に出るかどうかなんて、今関係ないでしょう。槍玉に上がっている人々も「未納分は2年分と言わず、退職金を辞退しまして全額即金でお支払いします。進退問題につきましては、わたくしが決められる立場でもございませんので、甚だ勝手ながら有権者のみなさまにお預けする形にして頂ければ幸甚です」くらい言えないのかな。

 比例代表なんてナメた制度で甘ちゃんを引っ張り上げるから、選挙で一般人の中から選ばれたという意識も薄いし、謝罪も庶民の納税者・有権者に対してではなく、「党に迷惑を掛けて申し訳ない」なんてふざけたコトを平気で言うですよ。選挙で決まった人は半分は選んだ側にも責任があるわけですが、比例代表でのし上がったヤツなら、「選んだ人=党」にも責任を取ってもらいたい。



 ココで言う「責任の取り方」は、さしずめ一般企業方式で「党の代表:給与50%カット」「推薦人:厳重戒告の上、給与30%カット、本年度の賞与取り消し」「該当者:即刻議員給与差し止めの上、裁判所に出廷のこと」あたりが妥当だと思うのれすが、どうだろう。職務をまっとうしたいなら、サッサと払うモンを払いなさい。そ〜ゆ〜形にしてしまえば本当に職務を遂行したいのか、ただの言い逃れなのかは今より区別がつくでしょう。ココで「調査中」と称する時間稼ぎで出廷が遅れたら、強制執行=逮捕しても良いと思いますよ。だって庶民は自動車税の納税が遅れただけで、ブチ込まれる制度になったそうですしね。あくまでも「国会の開催中は逮捕しない」とゆ〜なら、お得意の在宅起訴でもい〜ですが。

 職務更迭については、全額支払後に決めても遅くないと思います。その人でなければ出来ないポストならなおのこと、意地悪く揚げ足を取ってただでさえ機能していない国会を止めるのは、具の骨頂。え〜かげん国民の血税で、子供の喧嘩レベルの茶番は辞めて欲しいものです。専門の役割と人としての責任は分けて考えなければ、いつまで経っても役職さえ降りればいいと思っているアホ議員は減らないですよ。



 わたくし政治評論家と称する人種が大嫌いです。したり顔で政治のウラ読み論を聞かされても、面白くもなんともありません。下びた笑いをうひゃうひゃふりまいて、「私だけが知っている永田町の論理」なんてものを展開している姿は、おマヌケそのもの。そんなに人の心が読めるなら、あんたがおやりなさい。人のやっていることに後から批判するだけの言い草なんて、サルでなきゃ誰だって出来ます。ヘタするとサルでさえいっちょ前の口をきいて、少々論点のズレたところで聞いたふうな事を言い放って、余計に人の神経を逆撫でしたりします。そ〜ゆ〜自分は解決策でもあるのか?と言いますと、わたくし納税に関しては、かねてより妙案がございます。





そりわ「納税宝くじ制度の導入」



 かつて「1億バラまきなんてやるくらいなら、オレにくれ!」と思ったみなさま、そりです。発想はそりですよ。みなさま税金だと1円でも高いと感じるのに、宝くじなら何万円も注ぎ込む人がいるのはなんでだろ?と思っていたんです。公営ギャンブルがおっけーなら、納税がギャンブルになったっていーぢゃないか。

 この話を初めて人前で喋ったのは、まだ世田谷に住んでいる頃、もう10年ちょっと前になるんでしょか。お隣り姉妹の姉が日生のトレーナーをしていた方で、外交のおばちゃんに保険・年金の仕組みを教えるプロでございました。で、トレーナー仲間の人達が遊びに来て夕食会をしていたときに、「納税を宝くじ制度にしたらど〜だろ?」とポロッとゆったんですね。税金は還元されているとゆ〜意識が余りにも希薄。「納税すればいいことある」とゆ〜図式にしないと、いかんのですよ。だったら納税も宝くじ制度にしてしまえば、喜ばれるのではなかろうかと。

 毎回ちゃんと期限内に不備なく申告した人には、10年毎にご褒美で「ラッキー・チャンス」に自動的に参加できちゃう。見事当選したあかつきには、翌年の税金および医療費は一切免除。タダでございます。最初は「1億5千万円還元でど〜だ」とゆったんですけどね。そりだともっと高額所得者は相変らず脱税をするとゆ〜突っ込みで、「高額所得者が最も喜ぶのはにゃんだろ」「そりゃー公明正大な免税でしょー」で、「翌年は免除」に相成りました。にゃるほろ。



 こりなら毎年高額の税金を「うっかり」忘れる人もかなり減るだろうし、なんといっても真面目にお勤めしているサラリーマンのみなさまは、脱税なんて無縁の清い生活をしているのだからして、庶民層に当選確率が増えるのも好ましい。相続税のよ〜に1年だけの高額納税者は、資産を現金化しているかいないか審査の上、現金として相続したものでなければ、特約で「ラッキー・チャンス」アリにすれば、泣く泣く先祖伝来の土地を売り払う事態も、今よりは救われます。

 最初は「ばっかで〜ぃ」とゲラゲラ笑っていた保険のプロのみなさまも、「案外それ、いいかもしれない」とノリだして、概算ではありますが計算までしてくれました。仮に脱税率が半減すれば、当選確率を年3回発行のジャンボくじの10倍にしても、1年で東京都の未納税は回収できます。3年やれば、全国の未納税の半分は回収できます。10年やれば国民年金、国民健康保険、全ての破綻分が帳消しになって、わずかながら国庫は黒字になります。それから「ラッキー・チャンス」を施行しても楽勝で払えます。

 東京都の未回収税額って、二百数十億ですよ。それらが回収できたら1億や2億ふるまったって痛くもカユクもないのに、パンピーが当たる確率のほ〜が高いんだから、平均還元金額はジャンボくじの1/100程度。このときとばかりに歯医者さんに通われたところで、1億も2億も使えるワケがないし、現金の還付ではないので親戚一同からコソコソ逃げ隠れしなくても、おっけー。大して親しくないヤツからたかられたり、謂れのない脅迫を受ける危険性も皆無です。



 政治屋さんはこんなとこ読んでないだろうけど、「ばっかで〜ぃ」と思ったら、こりよりマシな法案を提出して、10年以内に国庫を黒字にしてくらさい。


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とうがらし@倶楽部冗談






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