3-18-2003(Thu.)

鶏頭のF1ナナメ読み/2004年度

 リニューアル以来F1関連の更新がグッと減ってしまったのに、去年度のコラムを「おもぴろい♪」とゆってくださった殊勝な方が、2名様ほどいらっさいました。ありがたいことでございます。だもんで今年もと〜しろ〜全開で、好き勝手な分析なんぞをしていきたいと思います。とか言いながら、まだ開幕戦すら見ていないテイタラクなんですけれども、たった1戦終わっただけで早くも「へら〜りが選手権をつまらなくしそう」とのコメントもあるよーですね。ふふん。




セナ・プロで年間15勝したチームや
開幕5連勝記録を持ってるチームには
言われたかないや〜ぃ。


 ま、長年へら〜りを見てきたてほしとしては、苦境にはラテン系とは思えない辛抱強さを見せるときもあるけど、順調なときにけっこう大ポカをする「やっぱしラテン系なチーム」とゆっときましょう。言いたかないけどへら〜りってば、大量リードしててもつまんないところでタイヤを間違えたり、初歩的なミスは今年もすると思ふ・・・。

 今年も例によってまたレギュレーションの改訂で揉めとるようですが、ちと目についた点なんぞも思い付くままに書いてみたいと思います。




【エンジン1基のお約束】

 これって、「コスト削減」「下位チームの救済」がお題目のよーですが、デメリットはちゃんと考えとるんでしょか。資金力の差で選手権の行方が決まってしまうとゆ〜なら、予選エンジン無しにしよーが、エンジン1基にしよーが、どこまで行ってもワークスとカスタマーの差は埋まらないと思うのよね。速さと耐久性は諸刃の剣でもありますけど、速くて壊れないエンジンを開発されちゃったら、燃費で差が埋まるようには出来ないんだろか。

 予選後の車両保管だけでは、まだまだ手ぬるい。燃料くらいの重量差では、下位チームが上のグリッドへ行かれないことは去年で分かってしまったし、今の方式だと中堅チームがタイトラで燃料を軽くしてきちゃったりするので、決勝で上位チームが有利なことに変わりないんですよね。そもそも3ストップ作戦や変則スティントは、ベネトン時代からのロス・ブラウンさんとシューにぃのお家芸なんですから、選択の余地が減ることがへら〜り的にはかなりキツイと思うです。

 たとえばスタート時の燃料搭載量と、1回あたりの給油量を規制するとかね。


 ぶん回るエンジンはとーぜん燃費が悪いので、ピットイン回数を増やさざるをえないチームが出てくるでしょう。逆にルノーあたりは、もそっと上がってくるチャンスがありそです。こりだとウィリアムズもキツクなりそですが、大事なのはへら〜り潰しではなく、各車に優勝の芽が出てくる展開だと思うのれす。

 でっ。エンジン1基制の最大のデメリットはとゆ〜と。こりわ何と言っても「荒れたレース」でしょね。スタート時の大混乱で赤旗中断になったばやい、再スタートでグリッドに並ぶ車が半分以下とか、先頭集団の混乱とは無縁だった下位チームしか残ってないレースもありうると思うのれす。もっとゆっちゃうと、接触でタイトルが決まる可能性が、再び増えてしまうです。あるいは金曜のフリー走行で「やっちまった」ばやい、タイトル争いをしていた選手達が不在の決勝とか、決勝前に不戦勝なんちう最悪の事態も、ないとは言えにゃい。

 その辺の規定はどうなっとるんでしょ。まさか起きてしまってから、「今回は特別に・・・」な〜んてモロに上位チーム贔屓の見解に掌返しして、着順操作が丸見えの歯切れの悪いコトにはならんだろーなぁ、と余計な心配をしとるのはわたくしだけでしょか。あ、このばやい救済措置を受けるのはたぶんへら〜りだから、わたくし的にはなんら問題ないんですけどね。ほほほ。あ、でもでもやっぱ、へら〜り叩きのタネになりそなので、困るですぅ。




【予選方式】

 下位チームの選手にもスポットが当たるようにとのことで、去年から1台ずつの1周アタックにしたのは、狙いどおり成功していると思います。下位チームが金曜日に3台目を走らせられるのも良いですね。現地入りしてから取れるデータが1.5倍になるし、下位チームのリザーブドライバーは上位チームのテストドライバーより、他のチームの首脳陣や観客にアピールするチャンスも増えますし。問題は「マジ走りしてる人が殆どいない」とコテンパンに言われた、1回目の予選のほーですね。

 予選が2回とも同じ日に行われるデメリットは、後半雨になりそうな展開だったら1回目はわざと下位に沈んで、2回目は降り出す前にそっこーでアタックしてしまう人も出てくると思うのですよ。そりが面白いかと言われたら、つまらないでしょー。あまりにもカンタンに予想できるセコワザだし、見ている人だって最初の1人だけは「ほぉ」と思うかもしれないけど、何度もやられたら「金返せ〜っ」の世界ですよね。こりも2回のアタックの総合タイムでグリッドを決めればアッサリ解決しそうなもんですけど、そうなると2回やるメリットはあまりないですね。

 ならば、1回目からマジ走りすればい〜ことあれば、良いのではないでしょか。タイムでポイントを着けると上位チームに根こそぎ持っていかれる危険性大なので、アクセルを開けてる時間の長さで評価するとかね。

 遅い車だからこそ踏みっぱなしで行かれるとゆ〜ことでもあるわけで、速い車と最も差が出るのはアクセル開度でしょう。こりを何とかポイントもしくは予選のご褒美に繋げられれば、下位チームを救済しつつ「つまらない1回目」も、もそっとマシになるのではないかと。チャレンジング・セクションみたいなのを設けて、最高速賞を加算するのも良いかもしれない。速度でやるならとーぜん上り勾配ではなく下りになりますが、予選ポイントは累積しても良いし、1レース毎に報償金に換えても良いシステムにすると、下位チームは予選で頑張れば開発費用が稼げちゃったりする。

 こりだと上位チームがさらにポイントを獲る可能性もあるわけですが、1レース1エンジンだと上位はどうしてもシーズン前半では無理しないと思うのよね。狙いは「予選からマジ走りが見たい」とゆ〜ことなので、「賞金付き予選番長作戦」ちうのは、ダメかぴらん。




【スターティング補助装置の禁止】

 こりわ大賛成。ルーキーがマシンに馴染むのが早くなるでしょうし、電子制御にどっぷり漬かっていた世代は、後退する可能性もありますね。欲を言えば、98年くらいからやって欲しかったですぅ。当時のマクラーレンの見事な電子カタパルト(おい)は歯軋りモンでございました。へら〜りはどうにもあのシステムに追い付けなくて、シューにぃは何度かマニュアル・スタートを選択したくらいだし、鈴鹿もマニュアル・スタートで勝負を掛けたから、再々スタートでオーバーヒートしちゃったのよねぇ。

 このところ開幕戦が終わったばかりなのに、来季のラインナップをどうこう言われる妙なご時世ですが、開幕前から放出をウワサされるクルサードさんのせめてもの救いは、開幕戦でライコネンさんとモロに差が出たことでしょか。ヒューマン・エラーが増えればそれだけベテランの良さも見直されるし、今年の改訂で一番良いと思ったのは個人的にはこりですね。

 ギア・ボックスに関してはまだよく把握してないんですけど、セミ・オートマもプログラミングも全面的に禁止にしたほーが、アクティブ・サスを禁止するより遥かに効果があると思うです。そしたら90年代後半に、毎年開幕直前に聞かれた「マンちゃん復活か?」のデマが、再浮上してくれちゃったりして。 ←狙いはそりかぃ




【シューにぃの弱点】

 ご本人はどう思っているか知りませんけど、完全無欠の王者のよーに言われてますね。でも人間なので、もちろん弱点はあるです。そりわ、






シューにぃはじつわ競り弱い。


 こり、殆どゆってる人がいないのが不思議。ま、弱いといっても他の能力に比べてではありますが、「シューマッハは中段に沈むと弱いですね」という解説は聞いたことがないですね。溝付きタイヤとナロートレッドのせいで、バトルそのものが激減してしまったから目立たないですけど、F3時代、もしくは7UPジョーダンやベネトンに移籍してすぐの頃に比べて、明らかに競り合いに弱くなっているですよ。特に中段で揉まれるのは弱いのれす。タイトラで沈んだときは1周目で電光石火のごとく上がれないと、去年の鈴鹿みたいに大抵沈みますです。

 これって長らく対等に張り合える人がいなかったツケであるような気もするし、歳とったなぁと思う部分でもあるんですけど、そりが去年もタイトルを獲れてしまったのは、ひとえにポイント制度の改訂にあると思います。8位までポイントを与える制度にしてしまったのをバーニーが後悔する日も、そう遠くはあるまい。どう条件を変えても勝ってしまうのがホントにつおい人なわけで、今年のレギュレーションでもへら〜りの2名にはなんら問題ないでしょう。

 シューにぃは開幕戦の優勝でポール・トゥ・ウィンの記録もセナと並んでしまったし、残された記録はポール獲得数、連続チャンピオン記録、出走記録だけ。これを即座に止めたいなら、今すぐ35歳定年制度でも作るしかないでしょう。ただ、ぶっちぎりで勝てば勝つほど、接近戦の経験からはますます遠ざかるので、天候の変化などでタイトラで沈んだときは、中段グループのみなさまはチャンスです。1周目で前に出さなきゃ、かなり押さえ込めると思います。ただし、マニュアル・スタートにしてしまったのをバーニーやモズレーが後悔しても、私は知らん。がはは。


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とうがらし@倶楽部冗談






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