2002

　今度の年末年始は世紀が変わるわけでもないし、去年に比べたら遥かに静かな年明けになりそうですね。アーサー・Ｃ・クラークもインタビュー地獄から解放されただろうし、あんなに流行った「ミレニアム」もすっかり忘れ去られて、まるでずっと前から21世紀を生きているような気になっているのも不思議。この頃はスーパーも元旦からやっていたりするし、昔のお正月みたいなダラ～ッとした一種の退屈さみたいなのも随分薄れた。世の中がこうなってしまうと、気分的にもいつもと同じように日が変わるだけだなぁという気になってくる。

　そんな中で、この人達は張り切っているかもしれないと思っていたことが、いくつかある。１つは、フェラーリ関係のもの。いつもは読まずに即捨てのHTMLメールなのに、これだけは来るかなと思っていたので、つい解読にいそしんでしまいました。

　モノは、全世界のenzo.ferrariアカウントをお持ちのみなさまへ発送されたと思われる、馬年をお祝いするメール。発送元はイタリアではなく韓国のよう。やっぱり馬年を意識しているのは、アジアの人間なんですね。ご丁寧にJAVAScriptまで埋め込んであって、2002年の元旦まで画像が見えないようになっているらしい。もっとも私はプレビュー機能のないメーラーで受けているので、ただのタグ丸出しの文章でしかなかったですが、なんでもへら～り狂のあなたのために、特別に＄90,000で限定仕様車をご用意！だそうだ。目の着けどころは面白いんだけど、こんなアカウントを使ってる人間で未来のフェラーリ・オーナーになれる人って、ほとんどいないと思うのは私だけでしょか。

　今１つはこれも車関係ですが、「今年は我々の年だぜぃ！」というミーティングでもやりそうだなと思っていたのですよ。2002オーナーはもちろん、一番上のタイトルが年号ではなく車の型番に見えた人も、こぞって集結するでしょね。行かれた方は、ぜひご報告してくださいね。って、勝手にもう「あるもの」と考えているけど、やらないのかな。

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