3-5-2001(Mon.)

眉ツバ

 顔の部品を使った言い回しで、微妙な感情の変化や心理状態を現す表現は、けっこう多い。中でも「目からウロコ」は、とっても気になっていた言い回し。

 なんでマツゲやマユゲでなくてウロコなの?・・・と思ったら。昔はカラーコンタクトなんてなかったから、変装するのには魚のウロコを使ったのだそう。で、それがポロリと落ちたときに、スカッと目の前が開けるという説と、正体がバレて「あっ!」という説と両方あるそう。

でも魚のウロコで、一体何に変装したんだろ。そっちのほうが遥かに興味があったりする。

でもって「眉ツバ」も、私にとっては顔関係の「ワケ分からんシリーズ」なのでした。

 こっちは007シリーズ張りのスパイものではなく、どちらかというと迷信の類だそう。なんでも眉毛の本数を数えられてしまうと、魂を抜き取られてしまうとか。「へっ、だったら全部抜いて描いてる人は?」と聞いたら、数えられて困るのは眉毛そのものというより、毛穴の数だそうだ。ううむ、なんだか婦女子のたしなみのようにも聞こえるけど、数えちゃうのは妖怪さまのようで、決してエステティシャンではないそうだ。

 だからツバをつけて毛穴の数を分からなくするという理由と、胡散臭いお話を聞いたときにする動作とどーゆー関係があるのかは、いまだにナゾ。「騙されないじょぉ」という決意を表す動作ということは、妖怪さまもけっこうセコイ手を使って、相手を油断させるのだな。

 寝てる間に数えちゃえば?という疑問は、思い付かなかったのだろうか。


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