2-21-2004（Sat.）
誘導
思い込みというのは恐ろしいもので、何でそんな風に思ってしまったんだろう？と、後から考えるとずいぶんおかしな返事だと気付くことがある・・・。１週間の報道をダイジェストで流す番組を見て、ふとそんなことを考えました。会話としては一見どこも矛盾はなく、ついそう思わせてしまう言い回しの妙技に引っ掛かり、普通に考えれば言うはずのなかった返答を導きだしてしまう。たとえばそれは、誘導中に交わされたこんな会話だったりします。
「どちらへ行かれますか？」「家まで帰るだけですぅ」
行きつけのＧＳにて
「前向きにお願いしますねぇ」「ワタシ？地味でした？」
有料パーキングにて
なんせそやつは車を買ってから半年近く、ガスリンスタンドで「ハイオクですかぁ？」と聞かれる度に、「いえ、無鉛ハイオクですぅ」と言い直していたくらいの大ボケなものですから、すぐには失言に気付かなかったらしい。いくら昭和の車でも、そんなに古く見えるのかなぁ・・・と、ひたすら有鉛をぶっこまれやしないかと、毎回丁寧に言い直しておったそうだ。有鉛を扱っているスタンドなんて、もう今ないってばよ。コトが露呈してから、一体その前はどんな車乗ってたんだ？と周囲に笑われることしきり。その車も11歳のときに購入してから早５年。持ち主は、今年めでたく「へこはまだ16だ〜から〜♪」と言えるようになったのがウレシイらしい。さよう、「まだ16」なのれす。旧車とゆ〜のは20年落ち以上だが、何か？
にゃんだ、人ごとのよ〜に書いてるけど、いつもの鶏頭伝説かと思った、あ〜た。
そのと〜りっ。
「で、おうちは右でしたっけ？左でしたっけ？」とニッコリ応戦してくれたスタンドのおにーさん、少しもひるまず「いえ、とてもほがらかなお人柄かとお見受けしますが。で、お車は前進駐車でお願いしますね」と応じてくれたパーキングのおねーさん、ど〜もありまとー。
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