お道具
かつて仕事で使っていたお道具が大量に含まれていますので、全部を揃えなくてはいけないわけではありません。あれば便利なものと、代用できるものとをご紹介していきます。

同業のみなさまには見慣れたものばかりと思いますが、左上から、ソルベックス、ペイントうすめ液、マスキングシート、マスキングテープ、ドラフティングテープ。

下の段は左からカッターディスペンサー、ガラス棒、切り出しカッター、ハサミ、カッター、油性ペン、ダーマトグラフ、ピンセットになります。この中で必須のものは。


最低限、これくらい。

あとは「あれば便利」という品々で、なくても根気で代用できます。広範囲にカバーするマスキングシートは、半透明のスーパーの袋をシート状に広げても、十分代用できます。

以下で、1つずつご説明していきます。面倒な方は、いきなり「マスキング」のページへだうぞ。



ドラフティング・テープという、クレープの入った微粘着テープです。画材屋さんか、製図用具を扱う大きな文具店、デパートのデザイン・製図用品売り場で売ってます。

太さも色々ありまして、曲線を描くのに使われるテープです。細かいシワからペイントがにじみますので、マスキングには向いてません。


紙製のマスキング・テープです。

DIYショップで¥100ちょっとで普通に売ってます。曲線の貼り方は、マスキングのページでご説明します。


切り出しカッターです。回転させながら曲線を切り抜くのに適しています。これも画材屋さんか、大きな文具店で買えますが、普通のカッターでも代用できます。

難点は刃を1枚ずつホールドして使うため、刃先が欠けたらその都度交換なので、お買い求めの際はスペアの刃も忘れずに。左が通常のカッターと同じ45度の刃、右が30度の刃。


普通のカッターボディでも30度の刃を入れれば、切り出しカッターとして使えます。

専用のカッターよりは曲線がやや切り抜きにくいですが、これだけのために切り出しカッターを一式揃えるよりは、刃だけ買えば数百円の出費で済みますしね。写真はNTカッター製のディスペンサー。通常の45度の刃は青いケースですので、30度はオレンジが目印。


三菱鉛筆のダーマトグラフ。なくてもいいけど、あると便利。買っても1本¥100くらい。文房具屋さんで買えます。

どういうときに使うかというと、ペイントが終わってステッカーの位置決めをするときなどに、ティッシュで擦れば落ちるマーカーがあるとラクなんです。洋裁用のチョークでも代用できます。


上が中太、下が極細のどちらも版下・製図用のピンセットです。

どうしても必要なものではないですが、複雑な柄にチャレンジする方は、ケチらずに精度の良いものを買ったほうがいいです。グッと力を入れたときに先端がピチッと合わないものはNG。買うなら文具店やスーパーは避けて、デザイン・製図用品売り場で買いましょう。


デザイナー御用達の油性ペン、タチカワのファインポイントです。画材屋さん、デパートのデザイン・製図用品売り場、大きなスーパーの文具売り場で買えます。

サクラのピグマでもいいですが、水性だと後から消せないので、買うなら油性の極細ペンがベター。じつわ鉛筆でもいんですけどね。シャーペンを使う場合は、HB以上の柔らかい芯で。


最初に紹介したお道具の中で最も必要でない、でもあるとバシャバシャ使うのがこれ。ペーパーセメントの溶剤、ソルベックスです。大きな文具屋さん、画材屋さんで買えます。

マスキングの糊が残ってしまったところや、ダーマトや鉛筆の跡も土台を傷めずスッキリ落とせます。市販のシール剥離剤では塗装が溶けるのでNG。


お待たせしました、本題のスプレーです。私はアサヒペンさんが東急ハンズと提携して作ったシリーズの超速乾アクリル・ラッカーを愛用しています。

提携ものだけあって、定価売りのハンズにしては画期的な安さですし(2006年1月現在¥525)、微妙な色の種類が豊富なことと、色味が安定しているが魅力。


そしてこれが、缶スプレー塗装のキモ。硬化剤と2液混合式のウレタン塗料、イサムのエアー・ウレタンのクリアです。

アクリルラッカーだと日光で劣化・変色したり、ガソリンがかかると溶けてしまったりしますが、これは車の塗装にも使われている丈夫で柔軟性のある素材。スプレーの霧も細かくて、エアーガンを使ってないのに、コンプレサーで吹いたようなキメの細かい仕上がりになります。

完全効果まで78時間かかりますので、クリアを吹くときは時間に余裕を見て、磨きは4日目以降から。大きなDIYショップ、塗料専門店で買えます。


ちなみにこれは、2005年に買ったもの。上の右2本は古いデザインです。ハンズのシリーズもデザイン替えして、左端が古いデザイン。左から2番目が新しいデザインになります。カラースプレーはロットが代わると色の調合が若干変わってしまうので、買うときは商品の回転が早いお店で、塗装面積より1本多めに。

イサムのエアー・ウレタン・シリーズも、少ないながらシンプルな色は何種類か出ています。ただし、完全硬化に78時間かかるのはクリアと同じ。加えてラッカー薄め液では落ちないので要注意。上手く塗ればクリア要らずの仕上がりになりますが、跳ね石などの細かい傷から塗装を守るには、やはりクリアをかけたほうが良いと思います。エアー・ウレタンを塗った後に、アクリル・ラッカーはかけられないので、多色柄にチャレンジする人はアクリルラッカー→エアー・ウレタンで仕上げるほうが無難です。


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とうがらし@倶楽部冗談


















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