11-9-2005(Wed.)

プロのカート走行

 今までプロのカート走行で感動したのは、なんといっても「ミハエル星野になった日」の本山哲さんが断トツでしたが、今日は新たにビデオ観戦で「タルソ・マルケス」なんて人も加わっちゃいました。97年のF1ビデオを整理していたら、マイルドセブン主催のカートレースを発見して、わたくしホクホクしとります。

 コースは2コーナーが改修される前の新東京でございます。レースは4人のF1ドライバーに、お賑やかしゲストを加えた4チームで、車は8台使っているんでしょか。チームメイトが戻ってくると同じ車番の車でコースインするリレー形式。ま、芸能人おふざけレースのほうは置いといて。



 プロモーションがらみのお遊びGPではありますが、いちおミナルディvsベネトンとゆ〜図式でして、ベネトンはベルガー・アレジコンビ、ミナルディは右京ちゃんとマルケスさん。タイトラはそれぞれミナルディとベネトンの正ドライバーがやるところがミソ。それぞれに無茶なカウリングを施した車は、エンジンはクラッチ付きのKTなのかな。タイムからして、ここ数年レンタル車両として置いてある4ストカートとは、全くの別物です。朝一のロケらしく、路面も車も全く温まっていない中で、各自1周タイトラでございます。

 こりが、マルケスさんがぶっちぎりでPPタイムを出すんですよ。ほぉ!と思って、も1度見ちゃいました。いや、うまい。プロだから当たり前と思うなかれ。現役F1パイロットが他に3人もいて、その中でカートの動かし方が一番ウマイんですわ。大人げなく悔しがる右京ちゃんも良いです。いやぁ、ええもん見せてもらいまひた。テレビ観戦モノでは、生ダラ・カートのマンちゃん以来のかんどーです。ビデオを漁っているとこんな宝物もあったりするんですね。



 さて、肉眼で生観戦したプロのカート走行は、本山哲さんが断トツで感動したと書きましたが、こりわ自分のカート歴が浅く(カート歴なんてモンじゃなくてレンタル体験数回目くらいの出来事でしたが)、カート出身のFポン・チャンピオンの肩書きも相当大きかったと思います。もちろんゲージツ的なセオリーどおりの走行で、その後のカートへの考え方に大きく影響しましたが、他に目に焼き付いたプロのカート走行は今までに、山西康治さん、加藤寛規さん、鈴木亜久里さんの3人。

 去年、千代くんの応援でもてぎのARTAチャレンジを見に行って、初めてカートを操る亜久里さんを見たんですけれども、やっぱスゴイですわ。タイトラや着順はランキングに影響ないところで押さえていたようですけれども、マシン・コントロールや危機回避能力は目を見張るものがあって、決勝2ヒート目はオープニングラップの3コーナーまでに全部抜いちゃうかと思いまひた。3コーナーを回ったあたりで順位を数えだして、またランキングに影響ないポジションまで下がっちゃいましたけど、お目当てだった千代くんの表彰台を除いたら、ありを見られただけでも行った甲斐があったというもの。

 今思い出しても、いつもレンタルで乗っていたあのPK50が、あんな動きをするんだなぁと思ったのが、2000年のもてぎのPKフェスティバルで見た山西康治さん。レンタルカートから始めて、19歳でトップフォーミュラまで昇りつめて、ちと話題性のために押し潰されてしまった感のある選手ですが、カートを操る姿は天才としか言い様がない。見たことあるメットだな、誰だっけ?と記憶をたぐっている最中でも、際立って輝いておりました。

 加藤寛規さんは、山西康治さんに次ぐ衝撃。2002年にチーム国光さんのイベントでアップルにいらしたとき、他の数名のプロと比べても最初から断トツで速かったですけれども、練習走行からいち早くコースの常連をかぎ分けて地元スペシャルを1周でマスターしたのは、さすがでございました。セミウェットになってからの決勝ヒートは、失礼ながらもてぎの山西康治さん共々「Fポンでもそりを見たかった」と思ってしまったお2人でもあります。



 とまぁ、マルケスさんのタイムアタックを見て、色々思い出しておったわけですが、こ〜ゆ〜のってテレビでもそっと放映して欲しいにゃぁ。どうしてもお遊び要素が強いんで、プロの技より珍プレーを強調しがちですけれども、乗ったことのないフォミュラカーでの神業よりも、身近なカートのほうがプロのスゴさがよく分かるのです。ぎゃる隊も中野信治さんとカートで対決できるならおもぴろいのになぁ。ま、趣旨が違うんでしょうけど。カートに乗ってるときの中野さんて、F1時代の「寡黙な人」「不言実行の堅実な男」とは全く別モンで、映像を見たらたまげる人が多いと思う。プロはどうしても結果が最優先で沈みがちな選手を侮りがちですが、片手間のイベントでもスゴイ技を身近に感じるチャンスとして開催してくれたら、レースを見る目が変わって面白いと思います。

 他に最近発見したカートものは、シューマッハ・カートセンターのオープニグ(97年)と、99年のFポン美祢の合間になぜかもてぎの北ショートコースのカート大会の2つ。どちらもプロのドライビング・シーンはほんの一瞬しか見られませんが、こ〜ゆ〜お遊びカートの映像だけを集めても、おもぴろいコレクションになりそです。次はマンちゃんカートの映像が、どこに埋もれたかを見つけないと。


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とうがらし@倶楽部冗談






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