8-2-2002(Fri.)
We can be "HEROES", just for one day.
デビット・ボウイさまの大ヒットナンバー「HEROES」を連想された方、田中弘さんの「ヒーローズ」を連想された方。どっちも正解です。「人は誰でも一生のうち、15分間だけはヒーローになれる」とは、今は亡きアンディ・ウォーホールさんのお言葉。人間、死ぬ気で頑張ればなんでも出来る、たとえそれが凶悪犯罪でも
聞く人に壮大な夢を持たせているのか、それとも現実をわきまえろとクールに言い放っているのか、いかにもあの時代の前衛アーティストらしい「ニヒル」というお言葉が妙にしっくりくる発言ですが、その感覚に心打たれたのはデビット・ボウイさまだけではありません。それは何もベルリンの壁で国境警備隊に狙撃される危険を侵しながら、究極の生命の躍動を体感しなくても、ふと日常陥る錯覚だったり、ただのバカげた空想だったりはしますけど、罪のない空想ほど大人にとっては荒唐無稽なもので、それがまた私にはお気に入りでもあります。
昨年同様、カート競技にしては空前のスケールと、車両に関してはほぼ何でもアリの、いい大人が壮大なバカバカしさを大真面目に展開する、「カート界の激走5,000km」が今年も8/2〜8/4の3日間、ツインリンクもてぎのロードコースで行われます。カウリングが決まったときに、「今年は阿見の怪鳥、カパラル&キム・ホールで行きたい!」と大騒ぎしたわたくしですが、楽しむことにかけては一流揃いの「チーム何かが一番」の総力を結集して、先日ご紹介した「でとまそ号」はこんな車に変身しました。
今年はこれで、1日限りのヒーローを目指します。終わった後には名誉も称号も何もなく、ただ見るものと参加者だけが共有できる充実感を味わうために、これからお出掛けしてきます。
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