慢性疲労症候群
精神的な苦痛



 ここでは症状そのものではなく、精神的な問題もお話ししておこうか思います。


 この病気は見た目フツーの人となんら変わりはないです。食事も飲み物も特に規制はないですし、慢性的にダルイとゆ〜まんま病名の症状なので、「ダレてる」とか「サボッている」なんて見えることが多いようです。ストレスというのは対人関係のものが最も多いそうですが、さして自覚のなかった私でもソラ恐ろしくストレスを溜めていたのは、この病気になって初めて知りました。当時は起きているあいだ中、常に秒単位での時間との戦いで、それも日に何度もコロコロと優先順位が変わる状態だったので、身体にとっては相当ストレスになっていたようです。気持ち的には毎度のこととしか思ってなかったので、特にイラつくこともなく「あぁ、変更?いいですよん」「急に前倒し?だいじょびで〜す」と乗り切っていたつもりだったんですが、寝てなくても平気♪食べなくても平気♪とゆ〜のは、すでに相当おかしいです。

 なので身の回りに同じような症状の人がいたら、早目にお医者で診断してもらうこととを薦めてあげてください。病人扱いせずにフツーに接してあげることは何より大事だとは思いますが、症状が出たら寝るしか回復方法はないんです。幸い私は家族の理解がありましたが、精一杯やっても休み休みでないと動けないのに、「サボッている」と言われてさらに心の負担まで抱えてしまった人も、沢山います。身体が弱れば対人面でのストレスにも弱くなりますから、同じような症状に苦しむ方々で、周囲の理解が得られない人の苦しみは、推して知るべしです。



 この手の病気の注意書きには「叱咤激励は禁物」とありますけど、こんなの他人から見てただの根性ナシか、根性を使い過ぎてへばってるのかなんて、分からないですよね。「病は気から」と言いますけど、気合いではどうにもならないからお医者へ行ったわけで、体調不良なんてひた隠しにしておきたかったわたくしでも、へばってるときに事情をご存じない方から「気のせい、気のせい」みたいに言われると、「あったー来るなぁ、もぉ」と思ったことも何度かあります。ええ、すみません。

 それだけに病気が判明してからも、周りの人に症状を説明することに抵抗を感じる人もいらっしゃるかと思いますが(私もそうでした)、休み休みしか動けないなら言うしかないでしょう。説明したところで、心無い人に「サボッている」「ラクしてる」と言われることもあるかと思います。酷な言い方ですが、そ〜ゆ〜人は意識から切り離すしかないでしょうね。ヘンな言い分ですけど、自分でも「なんか、か弱いヤツみたいだなぁ」とか、「ちょっと自分をいたわり過ぎか?」なんて思うこともありますもん。でもそれが、まだ「以前の自分」のつもりでいる証拠なので、そんなところで根性を絞り出しても、なんもいいことはないんですけどね。

 周りに理解者がいることも大事ですので、家族やきちんと話が出来る人にはなるべく詳しく説明して、出来ること出来ないことを人と自分にしっかり言っておくことも、必要だと思います。それでも「自分だけ休むのは申し訳ない」と思ったりするもんですけど、それを考え出すと漏れなく再発しちゃいます。せっかく少し良くなってきたのに、またココから「全治3〜4年」かぃ・・・って、やってから気付くのよね。ええ、わたくしもやりました。ほほほ。お心当たりのあるみなさまは、そうならないようにお気付けくださいね。再発しちゃったら「はぁ、またか・・・」と思わずに、「1度あそこまでは回復したんだから、同じところまでは絶対治る」と思いましょう。え〜い、思うのだぁ。



 もしも自分もちと危ないかな?と思った人や、もっと詳しく知りたい方は下にもリンクを貼っておきますので、ご参考になさってくださいね。あと大阪大学にも専門の研究機関があったと思いますが、直リンクしていいかどうか分からないので、検索エンジンで調べてみてください。「慢性疲労症候群」「CFS」ですぐに見つかります。

【参考資料】
http://homepage2.nifty.com/cfspress/021_cfs/01/01.htm

http://www.banyu.co.jp/health/life/pa-21/pa-21a.html


12-5-2002

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とうがらし@倶楽部冗談


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